階段上りの歩数もカウントできる活動量計「カロリスキャン HJA-401F」:橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)
今回、紹介するのは、オムロンの活動量計「HJA-401F カロリスキャン」。気圧センサーと加速度センサーを搭載し、階段を上るときの歩数と早歩きのときの歩数を個別にカウントできるというものだ。
階段上りの歩数カウントが不正確な場合も
ディスプレイの右端には、1日の活動カロリー消費目標をどれくらいの割合で達成できたかを示す「目標達成インジケーター」が設けられている。目標活動カロリーを達成するとバンザイマークが、目標達成度の150%を超えるとバンザイマークに加えて「♪」マークも表示される。
なお、インジケーターは、身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかで表す単位「METs」に基づいて、3METs以上の活動とそれ以下の活動を分けて表示する。3.0METsは普通歩行(約67m/分)の場合の強度なので、インジケーターを見れば日常的な動きと、階段や早歩きなど、がんばった活動との区別が分かり、モチベーションの向上につながる。
この製品の目玉である階段を上るときの歩数については、正確さに欠けるときもたまに見られた。わが家の階段は13段あるのだが、HJA-401Fで上ると10段とカウントされてしまう。また、階段を上っている途中で一旦止まり、再び上り始めた場合に、20段と出てしまった場合があった。一方、早歩きとふつうの速度で歩く場合の判別はけっこう正確だ。
活動記録のグラフ表示でモチベーションアップ
記録した結果は1週間前までさかのぼって確認することが可能なほか、スマートフォンに転送すればアプリ上でグラフを確認できる。活動を記録してグラフ表示すると、いつもよりもカロリー消費が少ない日もすぐに分かり、別の日で取り返そうという意欲が出る。
前述したように階段歩行のカウントの精度はそれほど高くないものの、階段歩行と早歩きを識別して消費カロリーに反映されると、気分的には大きく違う。筆者の場合は駅の階段でエスカレーターを使わずに上ろうとしたり、ちょっとした移動時にも早歩きに歩こうとしたりと、運動への意欲が大幅に向上した。
単に歩数やカロリーが表示されるだけの活動量計に比べて、随所にモチベーション向上につながる仕掛けが用意されており、すでに活動量計を持っている人が買い換えるのにも最適だ。とくにNFC対応スマートフォンを持っている人にはぜひおすすめしたい。
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