パナソニック、「2K最高画質」を目指したビエラ「AS800シリーズ」
パナソニックは2Kビエラのハイエンドモデル「AS800シリーズ」を発表した。色再現範囲を広げたIPSパネルと6軸カラーマネジメント技術を採用している。
パナソニックは4月11日、VIERA(ビエラ)の新製品として、フルHDパネル搭載の「AS800シリーズ」を発表した。オープンプライスで5月中旬に発売する。店頭では55V型「TH-55AS800」が27万円前後、47V型「TH-47AS800」が22万円前後になる見込みだ。
同社の2Kハイエンドモデル。色再現範囲を広げたIPSパネルを採用し、その能力を生かすために同日発表の4Kテレビと同じ6軸カラーマネジメント技術「ヘキサクロマドライブ」を搭載している。中間調の微妙な色合いまで描き出すという。
外観はスタンド付きの“ペデスタルデザイン”のみ。磁性流体スピーカーを前方に向けて配置した「スリムフロントスピーカー」でデザイン性を損なうことなく聞き取りやすい音を実現したとしている。
また4Kモデルの「AX800シリーズ」同様、スマートテレビ機能を強化。「マイチャンネル」は、テレビ番組やUSB外付けHDD、YouTubeなどから横断的に“おすすめコンテンツ”を紹介するレコメンド機能だ。番組視聴中やマイチャンネルを表示しているときに付属の「音声タッチパッドリモコン」にある「☆」(マイボタン)を押すと、テレビが学習しておすすめの精度が向上していく。一方、AX800シリーズに採用されている「インフォメーションバー」や内蔵の「顔認識カメラ」は省略されている。
デジタルチューナーは2基で、USB外付けHDD(別売)を追加して裏番組録画が可能だ。また、新たにDTCP+とNexTV-F「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」に準拠したリモート視聴機能にも6月中旬に予定しているバージョンアップで対応する。リモート視聴ではモバイルデバイス側にも専用アプリが必要となるが、同社ではiOS版を6月上旬に提供し、その後Android版もリリースする予定だ(Android版の時期は未定)。
HDMI入力は3系統。ほかにD4映像入力や光デジタル音声出力、2系統のUSB端子などを備えている。
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