天面ガラスの台座型テレビ用サウンドシステム――ソニー「HT-XT1」:猫がツメを立てても大丈夫
ソニーがテレビを上に載せる“台座タイプ”のサウンドシステムを発売する。天板に強化ガラス製を採用したことで、高級感を演出するとともに耐久性を実現した。
ソニーは4月14日、テレビ用サウンドシステムの新製品「HT-XT1」を発表した。同社としては初めて、テレビを上に載せる“台座タイプ”のスピーカーだ。オープン価格で5月31日に発売する。店頭では3万2000円前後(税別)になる見込みだ。
天板に強化ガラス製を採用したことで、高級感を演出するとともに耐久性を実現。「猫がツメを立てても問題はない。バータイプのように小さな子どもが転がすこともできない。これまで、サウンドバーをあきらめていた方々に訴求したい」(同社)
外形寸法は、720(幅)×69(高さ)×310(奥行き)ミリ。スタンド部が500(幅)×310(奥行き)ミリ以下、もしくは700(幅)×250(奥行き)ミリ以下のテレビが設置できる。画面サイズでいえば、32V型が“ぴったり”で、50V型までなら対応可能だという。耐荷重は30キログラム(2011年以降のブラビアを推奨)。
筐体はオーディオ用スピーカーと同様、木箱の構造を本体中心部に採用した。サウンドシステムとしては2.1ch構成で、フロントスピーカーは35×80ミリの楕円形フルレンジユニット2基。さらに底面には100ミリ径のウーファー2基を搭載し、合計170ワットのデジタルアンプ(S-Master)で駆動する。
入力端子は、HDMIが3系統。4Kテレビとの接続を考慮して4K/60p(4:2:0)のパススルーにも対応した。そのほかの入力端子は、光デジタル音声入力とアナログ(ステレオミニ)。
またBluetoothとNFCを搭載し、スマートフォンなどから楽曲のワイヤレス再生が可能。本体の操作は、付属のリモコンに加え、スマートフォン用アプリ「SongPal」でも行える。このほか、人の声が含まれる7kHz帯を引き上げてセリフなどを聞きやすくする「ボイスアップ」機能も搭載した。
本体重量は8キログラム。リモコン、光デジタルオーディオケーブル、テレビ転倒防止用ベルトなどが付属する。
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