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お先に商用化しちゃいます――時速650キロ相当で走る「リニアライナー」をタカラトミーが開発:東京おもちゃショー2014(2/2 ページ)
タカラトミーが開発した「リニアライナー」は、磁力で本体を浮上させ、高速で移動する本格的なリニアモーターカー。本物より先に“玩具”として商用化されそうだ。え、未来の車も?
渦電流で1センチも浮上する「リアル未来カー」
映画やアニメによく登場する“浮遊する未来カー”。それを再現したのが、RCカータイプの参考展示“電磁浮上ビークル”だ。こちらは「渦電流リニアモーター」により、1センチほど浮上したまま、前後左右に移動することができる。
渦電流とは、アルミ板の上を磁石が触れないように高速で動かすと発生する物理現象のこと。渦電流が起きるとアルミ内で自由電子が動き出し、アルミと磁石が“反発する力”として作用する。
車体には4つのモーター付き磁石を設けており、磁石を高速回転させることで渦電流を発生、車体を浮遊させる。さらに前方の2つは可動式になっており、その向きを変えて移動する仕組みだ。もっとも、まだ開発中で思うようには操れていない。ふらふらしながら移動している状態だ。
しかし、開発担当者によると、「浮遊する未来カーを操る感覚は、ほかにない面白さ」。ほかにもモーターを高速回転させるために熱と消費電力が大きいこと、アルミ板の上でしか遊べないといった課題もあるが、3年後くらいには商品化したいと話していた。
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