東和電子がカナル型イヤフォン「TH-F4N」を“ハイレゾ対応機”として再導入――プレゼントキャンペーンも実施
東和電子は、音茶楽とのダブルブランドで販売しているカナル型イヤフォン「TH-F4N」をハイレゾ対応機として再導入するとともに、購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを実施する。
東和電子は9月8日、同社のカナル型イヤフォン「TH-F4N」が、日本オーディオ協会の定義する“ハイレゾ”の条件を満たしていると発表した。今後、「TH-F4N」を改めて“ハイレゾ対応商品”として再導入するとともに、同日から購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを実施して認知拡大を図る。
日本オーディオ協会が6月に公開した「ハイレゾリューション・オーディオ(サウンド)の取り組み」では、スピーカーやヘッドフォンがハイレゾ対応機器をうたう場合、4万Hz以上の高域再生性能力が必要としている。一方、これまでオラソニックが公開していた「TH-F4N」の周波数特性は3.5Hz〜3万5000Hz(−3dB)だったが、より一般的な−10dB条件下においては3.5Hz〜4万5000Hzと条件をクリアするという。
「TH-F4N」は、音茶楽と東和電子のコラボレーションにより、昨年10月に発売したイヤフォン。音茶楽の特許技術「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を採用し、閉管共振によって特定周波数の音が強調される現象を抑えたのが特徴だ。
同時に発表されたプレゼントキャンペーンは、9月8日〜10月31日の期間内に「TH-F4N」を購入した人を対象とし、抽選でヘッドフォンアンプ内蔵USB-DAC「NANO-D1」などをプレゼントするというもの。「A賞」では「NANO-D1」のブラックが3名に、また「B賞」は学研パブリッシング刊行の「Olasonic完全読本」(付録付き)を5名、「C賞」はステレオサウンド刊行の「DigiFi No.15、No.16」(付録付き)5名となっている。
応募期間は、9月12日から11月5日まで。同社サイトのキャンペーンページで受け付ける。なお、応募の際には製品購入日を証明できるレシートや納品書などの画像を添付する必要がある。
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