パナソニック、持ち運びができるプライベート・ビエラを大幅強化――「T5」「E5」「F5」3シリーズ、計5機種追加:新型は全てセパレート型の3波対応チューナー採用
パナソニックは、「プライベート・ビエラ」3シリーズ計5機種を6月12日に発売する。サイズは10/15/19V型のポータブルタイプ。価格は全てオープン、予想実売価格は4万5000円(税別)前後から。
パナソニックは2015年4月27日、「プライベート・ビエラ」の新製品として「T5」「E5」「F5」の3シリーズ計5製品を追加投入すると発表した。価格はいずれもオープン、発売は6月12日を予定。予想実売価格は4万5000円(税別)前後からの見込み。
同シリーズは、既存の「SV-ME7000」とあわせて計4シリーズ、6製品と大幅にラインアップが強化された。なお、新製品は全て地上/BS/110度CSの3波チューナーを新たに搭載。チューナーとモニターが分離したセパレート型となった。また、従来機では対応していなかった、外付けUSB-HDD(別売)に対応しレコーダー機能を強化したほか、リモートアクセス機能の「外からどこでもスマホで視聴」に対応した。
タッチパネル搭載「T5」シリーズ
「T5」シリーズは、タッチ対応モニターを採用し内蔵500GバイトのHDDレコーダーを搭載した上位モデル。画面サイズの違いによって、15V型「UN-15T5」、10V型「UN-10T5」の2機種をそろえる。予想実売価格は、UN-15T5が8万1000円前後、UN-10T5が6万1000円前後(いずれも税別)。本体色はホワイトとブラック。
T5の本体はIPX6/7の防水仕様(防噴流、浸水)のため、お風呂やキッチンといった水回りでも安心して利用できる。
また、バッテリーを内蔵、最大約3時間30分のワイヤレス視聴が可能だ。充電は付属のマグネットタッチ式のACアダプターを使い、満充電までUN-15T5が約4時間、UN-10T5が約3時間30分かかる。
UN-15T5の解像度は1354×760ピクセル。モニター部のサイズは388(幅)×15.9(奥行き)×249(高さ)ミリ、重量は約1.4キロ。
UN-10T5の解像度は1024×600ピクセル。モニター部のサイズは264(幅)×13.9(奥行き)×184(高さ)ミリ、重量は約0.83キロ。
モニター部のスピーカーは共通で、800ミリワット+800ミリワット(8オーム)、3.5ミリステレオミニのヘッドフォン出力×1、IEEE802.11 a/b/g/nの無線LANを備える。
HDDレコーダー部は共通でサイズは204(幅)×145(奥行き)×43(高さ)ミリ、重量約0.7キロ。入出力端子は、アンテナ入出力、HDMI出力×1、有線LANポート×1。電源コード、miniB-CASカード、ACアダプター(マグネットタッチ式)、吸盤ホルダー、吸盤ホルダー用取付シートが付属する。なお、リモコンは別売りだ。
「E5」シリーズ
「E5」シリーズは、T5シリーズからタッチパネル機能と内蔵HDDを省いた他、チューナーを1基にした普及タイプ。15V型「UN-15E5」と10V型「UN-10E5」の2機種をラインアップする。予想実売価格は、UN-15E5が6万5000円前後、UN-10E5が4万5000円前後(いずれも税別)。本体色はホワイトとブラック。
UN-15E5の解像度は1354×760ピクセル。モニター部のサイズは391(幅)×35(奥行き)×249(高さ)ミリ、重量は約1.24キロ。
UN-10E5の解像度は1024×600ピクセル。モニター部のサイズは267(幅)×30.3(奥行き)×189(高さ)ミリ、重量は約0.72キロ。
モニター部のスピーカーは共通で、800ミリワット+800ミリワット(8オーム)、3.5ミリステレオミニのヘッドフォン出力×1、無線LAN(IEEE802.11 a/b/g/n)を備える。
チューナー部は共通でサイズは204(幅)×145(奥行き)×43(高さ)ミリ、重量約0.6キロ。入出力端子はアンテナ入出力、HDMI出力×1、有線LANポート×1。電源コード、miniB-CASカード、ACアダプター(マグネットタッチ式)、吸盤ホルダー、吸盤ホルダー用取付シート、防水リモコン、単四形乾電池×2本が付属する。
「F5」シリーズ
「F5」シリーズは、19V型「UN-19F5」の1機種のみ。予想実売価格は5万円(税別)前後。本体色はブラックのみ。
UN-19F5は、E5シリーズと同じチューナーを採用しながら、モニター部を大型19V型を備えるものの、防水機能と内蔵バッテリーを省いたモデル。ACアダプターもマグネットタッチ式ではない。
解像度は1366×768ピクセルで、スピーカーは3ワット+3ワット(6オーム)を搭載。モニター部のサイズは452(横)×38.2(奥行き)×298(高さ)ミリ、重量は約2.2キロ。電源コード、miniB-CASカード、ACアダプター、リモコン、単三形乾電池×2本が付属する。
関連記事
- Netflix対応:パナソニック、高輝度IPSパネル搭載ビエラ「CS600」を5月22日に発売 19万円台から
パナソニックは、高輝度IPSパネルを搭載した液晶テレビVIERA(ビエラ)に「CS600シリーズ」を追加。価格はオープンで、実売想定価格は税別で19万円前後となっている。 - 臨場感を増す音声に食欲をそそる映像――ひかりTVが採用を検討しているMPEG-4 ALSとHDRの姿
NTTぷららの板東社長が「対応を検討している新技術」として紹介したMPEG-4 ALSとHDR。デモンストレーションを通じて分かった、その仕様とメリットとは? - HDR対応4Kテレビも?:「4K普及はこれから」 4Kに“本気”な「ひかりTV」は販売チャネル開拓に課題
4KのIP放送や、4K番組の見逃し配信などを発表したNTTぷららの「ひかりTV」。同社は2015年も4K事業に注力することを発表したが、実際のところ4Kはいつ頃普及していくのか。板東社長が今後の戦略を語った。 - 「ひかりTV」、国内ドラマなどで4K映像の見逃し・先行配信を提供――4KのIP放送は12月に実用化
NTTぷららのスマートTVサービス「ひかりTV」が4K映像で国内番組の見逃し配信や先行配信を行う。12月には光回線を利用した4K映像のIP放送が実用化される予定だ。 - ハイレゾ対応:パナソニック、初のUSB-DAC搭載機「SC-PMX100」などミニコンポ3機種を発表
パナソニックからUSB-DAC搭載のミニコンポ「SC-PMX100」など3機種が登場。DLNAによるネットワークオーディオ機能も備える。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.