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ハウステンボスの「変なホテル」、シャープ製ロボットを導入 コンシェルジュと荷物運搬タイプ:「ちゅーりーちゃん」デザインのロボも
シャープは、長崎県のハウステンボス「変なホテル」に2種のロボットを納入した。
シャープは、7月17日に開業したハウステンボスの「変なホテル」に同社製ロボットを納入した。ラインアップは、コンシェルジュの「ちゅーりーロボ」と、荷物を運ぶ「ポーターロボット」の2種類。
ちゅーりーロボ
ちゅーりーロボは、ハウステンボスと共同開発したコンシェルジュロボット。ハウステンボスのマスコットキャラクター「ちゅーりーちゃん」を原型にしており、客室のベッド近くに設置する。
声をかけると、照明のオン/オフ、目覚ましアラームのセット、天気情報の取得などができる。
本体サイズは、188(幅)×208(奥行き)×325(高さ)ミリ、重量は約1.1キロ。まず72台を納品し、2016年の第2期展開分を含めて全室分144台を設置する予定だ。
ポーターロボット
ポーターロボットは、チェックイン後に宿泊客の荷物を運びながら客室に案内する。タッチパネルディスプレイを搭載しており、部屋番号をタッチすると案内を開始する。最大50キロまでの荷物を運搬できる。運行管理システムを備え、運行状況のモニタリングが可能。
本体サイズは、620(幅)×800(奥行き)×1300(高さ)ミリ、重量は約90キロ。
同社は「今後も音声認識や人工知能など人とロボットの対話に必要なインタフェース技術や、生産装置や無人搬送車などの工場向け設備開発で培ってきた自動化・センシング技術などをベースに、さまざまなシーンで人々の役に立つロボットを開発していく」とコメントしている。
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