六角レンチ1本で組み立てる人型ロボット――タカラトミーが「メカノイド」を発売:音声コマンドにスマホ連携
タカラトミーは、組み立て式の人型ロボット「MECCANOID」(メカノイド)2機種を11月に発売する。34種の音声コマンドを認識し、約900種の音声フレーズと動作を組み合わせてコミカルな反応をしてくれるエンターテインメントロボットだ。
タカラトミーは9月2日、組み立て式の人型ロボット「MECCANOID」(メカノイド)を発表した。六角レンチ1本でイチから組み立てるエンターテインメントロボット。全高61センチの「G15」と全高1.2メートルの「G15KS」の2機種があり、いずれも11月7日に発売する予定だ。価格はG15が3万円、G15KSは5万円(いずれも税別)。
カナダの玩具会社、スピンマスターが開発した組み立て式ロボット。34種の音声コマンドを認識し、約900種の音声フレーズと動作を組み合わせてコミカルな反応をしてくれる。組み立ては六角レンチ1本で可能。パッケージには、「G15」で約620種、「G15KS」では約1200種のパーツやボルトが入っており、組み立て時間の目安はG15で3〜4時間という。
「1つひとつのパーツを組み立て、完成したロボットが心を持ったように動き出し、話かけてくれる瞬間の喜びを日本でも体験してほしいと思い、日本で初めて発売することを決定した」(タカラトミー)。日本発売にあたり、全てのセリフやコマンド、機能を日本仕様にしたという。
音声コマンドやアプリ連携、モーションキャプチャーも
電池を入れると、大きな目や関節など各所のLEDが光り、手足をぎこちなく動かしながら「起動中、起動中。環境をスキャン中……生命体を人間と認識」などと言い出す。さらに「君の名前が知りたいな」と話し、ユーザーが名前を教えてると「はじめまして○○。君が僕を作ってくれたんだね!」とあいさつする。
メカノイドは、目覚まし機能や時間を教えてくれる機能のほか、音声コマンドでさまざまな指示が可能。一緒に歩いたり、冗談を言ったり……放っておくと暇をもてあまして口笛を吹いたりもする。
無料の専用アプリでスマートフォンとBluetooth接続すれば、手足の動きやLEDの光り方、音声を憶えさせることができる。そのままスマホをクレードルにセットすると、ユーザーの動きを真似させるモーションキャプチャーにも対応した。電源はG15が単二形アルカリ乾電池4本、G15KSにはニッケル水素充電池が付属している。
メカノイドの対象年齢は15歳以上。主なターゲットは30代から40代の男性で、どこかノスタルジックな外観と最新のテクノロジーが楽しめるという。なお、タカラトミーでは今後、USBケーブルでメカノイドとPCを接続してインターネット経由で音声プログラムの更新などを可能にする予定だ。
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