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パナソニック、新開発のアナログターンテーブルを参考展示――Technicsブランドで来年発売へ:IFA 2015
パナソニックは、「IFA 2015」にアナログターンテーブルの試作機を参考展示する。「Technics」(テクニクス)ブランドの新製品として商品化を目指す。
パナソニックは、独ベルリンで9月4日に開幕する「IFA 2015」にアナログターンテーブルの試作機を参考展示すると発表した。「Technics」(テクニクス)ブランドの新製品として、2016年度の商品化を目指す。
新開発の「ダイレクトドライブモーター」(以下、D.Dモーター)を搭載。従来のアナログターンテーブルには、回転中の微小な振動や回転ムラなどにより音質が劣化するという課題があった。しかし、試作機ではD.D.モーターと新設計の高精度モーター制御技術によってその課題を克服。滑らかで安定した回転を実現したという。これにより、「アナログレコードに刻まれた温かみのある音や、精妙なニュアンスの音の再現を可能にする」(同社)。
同社は1970年に超低速制御モーターでターンテーブル部分を直接回転させる世界初のダイレクトドライブ方式アナログターンテーブルを発売。その後、発売した「SL-1200」シリーズで世界中のオーディオ愛好家やDJから高い評価を得た。同社では、今年はTechnicsブランドの生誕50周年(復活から2年)にあたるため、それを機に「伝統の音響テクノロジーと先進のデジタル技術を融合したアナログターンテーブルを開発した」としている。
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