おしゃれなハイレゾ、始めました――ソニーから新ウォークマン「A20シリーズ」と新ヘッドフォンシリーズ「h.ear」登場:頭が小さく見えるヘッドフォンも(2/2 ページ)
ソニーは、新しいハイレゾ対応ウォークマン「NW-A20シリーズ」、およびハイレゾ対応ヘッドフォンのシリーズ「h.ear」を発表した。豊富なカラーバリエーションをそろえ、コーディネートも考えられた製品群だ。
ミニマルなカーブを描くカナル型イヤフォン
「h.ear in」(MDR-EX750AP)は、シンプルなデザインのカナル型イヤフォンだ。アルミ製の密閉型ハウジングに収まっているのは、新開発の9ミリ径ダイナミック型ドライバー。振動板のドーム部分を小径化し、そのまま音導管に音を放射することで「4万Hzまでの鮮やかな超高域再生を実現した」(同社)という。また磁気回路を外側に配置することで駆動力と感度を向上させている。
カラーは「h.ear on」やウォークマンA20シリーズと同じ5色で、ケーブルはスマートフォン用のマイクリモコン付き。市場想定価格は1万1000円前後となっている。
また、スマートフォン用リモコンのないタイプ「MDR-EX750」も用意する。こちらはチャコールブラック1色で、実売想定価格は1万円前後だ。
デュアルノイキャンのカナル型イヤフォンも
「h.ear in NC」(MDR-EX750NA)は、「ハイレゾの音を快適な環境で聴く」ため、h.ear inにアクティブノイズキャンセリング機能を追加したモデルだ。ハウジングの内側と外側にマイクを備え、逆位相の音を生成してノイズを低減する仕組み。また周囲の雑音を常に分析し、最も効果的なモードを自動選択する「フルオートAIノイズキャンセリング機能」も搭載している。
NC機能のために新しいLSI「インテグレーテッドDNCプロセッサ」を新開発した。内部処理は192kHz/24bitで、省電力性も特徴だ。内蔵のリチウムイオンバッテリーで約16時間の連続駆動が可能になっている。充電はUSBケーブル経由で行うが、1時間の充電で約10時間使用できる急速充電機能にも対応した。さらにバッテリーがなくなってもパッシブなイヤフォンとして利用できる。重量は約27グラム。
カラーはチャコールブラック1色。実売想定価格は2万1000円前後となっている。
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