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高周波ノイズの低減が自慢のフラグシップ マランツの9.1ch対応AVアンプ「SR7010」

マランツブランドの9.1ch対応AVアンプ「SR7010」が登場。「Dolby Atmos」や「DTS:X」に対応するフラグシップモデルだ。

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 D&Mホールディングスは9月14日、マランツブランドの9.1ch対応AVアンプのフラグシップモデル「SR7010」を発表した。10月上旬に発売する予定。2014年9月に発表した「SR7009」の後継モデルで、価格も23万円(税別)と変わらない。「Dolby Atmos」のサポートはもちろん、「DTS:X」にも無料アップデートで対応する予定だ。

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マランツブランドの9.1ch対応AVアンプのフラグシップモデル「SR7010」

 最大出力235ワットの9ch同一回路設計フルディスクリート・パワーアンプを搭載する。プリアンプには高速アンプモジュール「HDAM SA2」を内蔵する電流帰還型増幅回路を採用。オペアンプと比べて約10倍のスルーレートになり、ハイスピードなサウンドを実現したという。

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内部構成
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アンプ回路
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Hi-Fiグレードの高速プリアンプを備える

 DAC部は12通りのサウンドタイプを搭載したD/Aコンバーター「AK4458」を備える。デジタルフィルターで「Slow Roll-off」、ディレイタイムで「Short Delay」などを選択できる。

 大型EIコアトランスとカスタムメイドの大容量ブロックコンデンサーにより高い瞬時電流供給能力を実現した電源回路は、大型スピーカーもパワフルにドライブする。デジタル回路用の電源供給には専用の「ローライズSMPS(スイッチングモードパワーサプライ)」を採用。機能性高分子(コンデンサー)と6層Digital基板と合わせて高周波ノイズを低減する。

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デジタル基板
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ノイズコントロールの技術

 Dolby Atmosでは、標準で“7.1.2”ch構成までをサポートするが、2ch外部パワーアンプと接続して7.1.4や9.1.2構成にも対応する。

 DLNA 1.5準拠のネットワークオーディオプレーヤー機能を備え、2.8MHzのDSD、192kHz/24bitのハイレゾ音源再生、WAV、FLAC、AIFF、ALACのギャップレス再生などに対応。Wi-FiとBluetoothを内蔵し、リモコンアプリ「Marantz Remote App」を使えばスマホやタブレットで操作できる。インターネットラジオも利用可能だ。

 8入力/3出力のHDMI端子が最新の著作権保護技術「HDCP2.2」に対応し、4K/60p(4:4:4)のパススルーや4K(50/60p)へのアップスケーリングが可能になる。HDRや広色域表現を実現するBT.2020などもサポート。13.2chプリアウトも備え、システム拡張にも対応する。

 消費電力は710ワット。本体サイズは440(幅)×185(奥行き)×401(高さ)ミリ、重量は13.8キロ。リモコン、単四乾電池2本、セットアップマイク、マイクスタンド、FM室内アンテナ、Bluetooth/Wi-Fiアンテナ×2、AMループアンテナ、ケーブルラベル、電源ケーブル、取扱説明書、かんたんスタートガイドが付属する。

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