24インチを追加!――アンテナ線のない部屋でも使える“プライベート・ビエラ”「F6シリーズ」
パナソニックは、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の新製品「F6シリーズ」を発表した。新たに24インチモデルを追加。アンテナ線のない部屋でもテレビが楽しめる。
パナソニックは4月18日、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の新製品「F6シリーズ」を発表した。19インチの「19F6」に加え、新たに24インチの「UN-24F6」をラインアップしてバリエーションを拡大。アンテナ線のない部屋でも地上デジタル放送やBSデジタル、CS110度デジタル放送が楽しめる。
「F6シリーズ」は、デジタルチューナーを内蔵した送信部(チューナーBOX)とワイヤレスモニターのセットだ。同時に発表された防水テレビと異なり、水回りで利用することはできないが、パナソニックの調査によると「3〜5部屋の家に住む人で、全ての部屋にアンテナ線があるのは33%に過ぎない。また、“今後、欲しいテレビ”を尋ねると、アンテナ線のない部屋に設置できるテレビを求める人が30%いる」(同社)という。画面の大きなモデルを加え、こうした潜在ニーズをくみ取りたい考えだ。
バッテリー駆動も可能に
モニター部は、VA方式の液晶パネルを採用。解像度はどちらも1366×768ピクセルのWXGA。画面の下にバスレフポート付きのスピーカーボックスを備え、しっかりとした低音と聞きとりやすい音質を実現したという。
また、モニター部への電源供給はACアダプターが基本となっているが、19インチモデルに限り、バッテリーが利用できるようになった。別売の「DY-DB10-S」(1万円前後)をモニター部の背面に取り付けると、映像モード「ダイナミック」で約1時間、「ユーザー」設定で明るさを“ー5”に設定すれば約2時間の連続駆動が可能になるという。
一方のチューナーBOXは、DVDドライブやHDDを搭載していないシンプルなタイプで、従来機よりもコンパクトになった。サイズは136(幅)×36(高さ)×117(奥行き)mm。市販のUSB外付けHDDを接続して録画は可能だが、内蔵デジタルチューナーが1基のため、裏番組録画は行えない。
このほか機能面では、同社製Blu-ray Discレコーダーの“DIGA”(ディーガ)で録画した番組をネットワーク経由で再生できる「お部屋ジャンプリンク」をサポート(ただし、通常のDLNAサーバとの連携は不可)。またリモートアクセス機能の「外からどこでもスマホで視聴」にも対応しているため、iOS/Android対応のスマートフォンやタブレット端末に専用アプリ「Panasonic Media Access」を導入すれば、録画した番組や受信中のリアルタイム番組を外出先からでも視聴できる。
発売は19インチモデルが5月27日、24インチは約1カ月遅れて6月24日になる予定だ。価格はオープン。店頭では19インチモデルが4万3000円前後、24インチモデルは5万5000円前後になる見込み(いずれも税別)。
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