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アナログレコードのハイレゾ化にも――デジオンからDSD対応のサウンド編集ソフト「DigiOnSound X」が登場

デジオンは、ハイレゾ対応のサウンド編集ソフト「DigiOnSound X」(デジオンサウンドテン)を5月16日に発売する。1999年から販売しているWindows用マルチトラックサウンド編集ソフトの最新版だ。

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 デジオンは、ハイレゾ対応のサウンド編集ソフト「DigiOnSound X」(デジオンサウンドテン)および廉価版の「DigiOnSound X Express」を5月16日に発売する。ダウンロード販売のみで取り扱い、価格はフル版が2万1600円、DSD編集などを省いた廉価版は7560円(税込)。


「DigiOnSound X」(デジオンサウンドテン)


クラックルノイズリダクションは、アナログレコードの針飛びノイズを削除するというもので、同社が特許を取得している

 1999年から販売しているWindows用マルチトラックサウンド編集ソフトの最新版。非破壊型の波形編集機能を基本とする豊富な機能を持ち、ハイレゾ音源をハイレゾのまま編集できるのが特徴だ。新たに対応フォーマットを拡張してDSDに対応したほか、新開発のエフェクトエンジン「DHFX」(DigiOn High Frequency eXtension)によりMP3などの圧縮音源についてもビット拡張/アップサンプリングが行えるようになった。アナログレコードやカセットテープなどから楽曲を取り込む際に便利な各種ノイズリダクション機能やメタタグ編集機能も搭載している。

 ハイレゾ音源の読み込み/書き出しは、FLAC、ALAC(Apple Lossless)、11.2MHzまでのDSDに対応する(DSDファイルの読み込みは192kHz/32bitのPCM変換)。編集もハイレゾクオリティーで行えるため、日本オーディオ協会のハイレゾロゴマークを取得している。

 エフェクトエンジンの「DHFX」では、MP3やAACへ圧縮する際に失われる高周波成分を予測生成するというもの。同社では、「サンプリング周波数や量子化ビット数を拡張することで、音の解像感と密度が向上し、圧縮の過程で失われた楽器の分離感、空気感が再現される」としている。


アップサンプリング&ビット拡張のイメージ

 メタタグ編集機能も強化。Gracenoteが提供するMusicID-FileやMusicID-CDに対応。録音した楽曲の楽曲情報を取得し、メタデータとしてファイルに埋め込むことができる。さらに6月リリース予定のアップデータを適用するとアナログレコードから録音した音源についても曲間の自動検出と分割、アルバム単位での楽曲情報取得が可能になる。同時にCDリッピング時にもGracenoteから楽曲の情報を取得可能になる予定だ。

 対応OSは、Windows 10/8.1/7(32bit/64bit)。ハードウェアはPentium 4/2.5GHz以上(Core Duo 1.5GHz以上を推奨)、メモリ2GB以上。なお、エフェクト機能でプレビューを使用したり、DSDを扱う場合にはCore i3/1.5GHz以上が推奨されている。

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