富士フイルム、Xマウント用の2倍テレコンバーター「XF2X TC WR」発表
富士フイルムが、ミラーレス一眼向けのXマウントレンズと組み合わせて利用できる、テレコンバージョンレンズの第2弾を発表した。絞りが2段分暗くなるが、焦点距離を2倍にすることが可能だ。
富士フイルムが5月19日、ミラーレス一眼「Xシリーズ」用の交換レンズラインアップに、焦点距離を2倍にするテレコンバーター「XF2X TC WR」を発表した。6月16日から販売予定で、価格はオープンプライス。実売予想価格は5万9000円前後。
XF2X TC WRは、ボディとレンズの間に装着することで、レンズの焦点距離を2倍に拡大できる製品。防塵・防滴仕様で、「FUJIFILM X-T1」「FUJIFILM X-Pro2」などと組み合わせると、雨の中などでも水や砂を気にせず撮影できる。対応レンズは今のところ「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」と「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」の2本。XF100-400mmでは、コントラストAFでピント合わせを行う。XF50-140mmでは、コントラストAFと位相差AFでAFを行う。
開放絞り値は2段分、最小絞りも2段分暗くなる。つまり、XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRの場合はF5.6に、XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRの場合はF9-F11ということになる。主レンズの手ブレ補正の性能は、テレコンバーターを装着しても変わらないという。
なお、このXF2X TC WRの性能を十分に発揮させるためには、XF50-140mmおよびXF100-400mmのファームウエアをアップデートする必要がある。対応する新ファームウエアは、6月中旬に公開予定だ。
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