「歯磨きイヤイヤ」をあっさり卒業!? 「ソニッケアー キッズ」を4歳児に使わせてみた(2/2 ページ)
幼児期の“イヤイヤ”といえば歯磨きというくらい全国(万国)共通の悩み。わが家でも子供の歯磨きは悩みのタネだった。せめて毎日の歯磨き習慣だけでもつけさせてやりたいと思っていたところ、フィリップスから幼児でも使える電動歯ブラシが登場した。
2日目〜スパークリーくん“で”遊ぶ
2日目にしてiPhoneの画面上で「ボタンをタッチ」という文字が出たらボタンを押す→歯磨きができるというフローを理解。終わった後にスパークリーくんの“ごほうび”がもらえるのが楽しいらしく、何度も歯磨きを行うようになる。最初は「大きすぎるのでは?」と思っていた持ち手も意外と持ちやすいらしい。
3日目〜歯磨きする!と自分から言う(母驚愕)
今まで歯磨きといえば「やだやだ」と言っていたのに、この日は初めて自分から「スクーパーくんで歯磨きする!」と言い出して母親を驚愕させる(編集部注:スパークリーくんです)。
仕上げ磨きだけ親がやってあげるようになる。向かい側からでも持ち手部分は持ちやすい。なかなかよろしい。
4日目〜長いと思っていた歯磨き、実は2回実施されていた
1回の歯磨き時間が短いと思ったようで、子供が自分でiPhoneをタップして2回目の歯磨きを実施するようになる。4日あまりでの変化に驚きが隠せず。
5日目、6日目、ともなると、もう自分で親のiPhoneを勝手に持って洗面台に向かい、勝手に歯ブラシをするようになった。本人によると「スクーパー君がかわいい」とのこと(編集部注:スパークリーくんです!)。お化けやモンスターが好きなこの年頃の子供に適したキャラクター作りに感心した。
1週間経つとすっかり歯磨きも習慣化し、「スパークリーくんがオレンジになった!」と(ごほうびでインクがもらえると身体の色が変えられる)喜んでいた。そして名前もしっかり言えるようになった。
逆に困ったのは、洗面台で使用するとき、iPhoneの置き場所がないこと。今回使っているのはiPhone 7なので水がかかることは気にならないが、なにかスタンドのように立てかけておけるものが必要だと思った。
また、アプリの画面の表示文字がかなり小さいため、4歳児の視認性を考えると少し厳しく(おそらくiPadが前提になっている)、音声だけを頼りに歯磨きをすることになる。加えてアプリではスパークリーくんが歯磨きを終えるとプレゼントがもらえるのだが、是非スパークリーくんには「ぶくぶくぺー」(=口をすすぐ)をしてほしい。子供は歯磨きを終えたところで完了した気になってしまい、最後に「ぶくぶくぺーしてないよー?」と言うと「スパークリーくんはしてないよ?」というツッコミがきたことは想定外だった。
本体は、これまで触れてきた通り、長さやブラシの大きさなどよく考えられていると思うが、シールをはったりする着せ替え用のパネル部分は注意が必要だった。ツメの部分の作りが甘いのか、パカパカと外れてしまう。ここも改善を期待したいが、全体を見ると歯磨きイヤイヤ期の子供がいるご家庭には、是非試してほしい逸品である。
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