これ、業務用でしょ? そんな常識を覆すダイソンのアップライト型掃除機「Dyson Small Ball」(2/2 ページ)
日本でアップライト型の掃除機といえば、「業者の人が使うゴツい掃除機」というイメージだろう。しかし「Dyson Small Ball」は、独自のギミックで狭いところや高いところも掃除できる、パワフルな家庭用掃除機だった。腰も楽。
高い場所を掃除するための“もう1つの吸引口”
Small Ballの重量は5.42kgで、電源ケーブルがコンセントにつながっているため、普通に考えれば棚の上やシーリングライトのセードといった高い場所を掃除することは難しい。しかし、Small Ballにはもう1つの吸引口があった。
使い方は簡単。まずハンドル部分を延ばして本体から外す。さらに本体背面に内蔵されている伸縮性の高いホースにつなげると、Small Ballはキャニスター式掃除機のようなスタイルに大変身。このホースがもう1つの吸引口になっている。そしてパイプの先端に「コンビネーションノズル」や「ステアツール」を取り付ければ、棚の上や家具のすき間も簡単に掃除をすることができる。
しかもハンドルだった部分のパイプが長いため、上に延ばせば棚の上や照明器具のセードといった高い場所にも届く。つまりSmall Ballは、アップライト型でありながらキャニスター式の便利な部分も取り込んだユニークな掃除機だった。
そして個人的に気に入ったのは、付属のツール類を使わないときに本体背面に装着しておけること。そして本体が自立可能で、かつハンドルを縮めると280(幅)×280(奥行き)×806(高さ)mmというコンパクトになることだ。
そのまま部屋の中に置くも良し。家具のすき間やクローゼットに収納しても良し。縦長なのであまり場所を取らず、付属ツールをなくす心配もない。パワフルなアップライト型は、意外と日本の家庭にも合うかもしれない。
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