オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、Dolby AtmosやDTS:Xといった最新のオブジェクトオーディオに対応したAVアンプ「TX-NR676E」を発表した。4月下旬に発売予定で価格は9万円(税別)。
各チャンネル190W出力(実用最大出力)の7chパワーアンプを搭載したAVアンプ。Dolby Atmosでは2つの天井スピーカーと2つのアクティブサブウーファーを含む5.2.2ch構成に対応する。Dolby Atmos再生時に天井からの反射音と直接聞こえる音との間に生じる位相ズレを補正する「AccuReflex」を搭載しており、聴感上の違和感を取り除くという。
ネットワーク経由のハイレゾ音源再生もサポート。旭化成エレクトロニクス製の32bit DACを搭載し、最大192kHz/24bitのリニアPCM音源および5.6MHzまでのDSDファイルを再生できる。また最大192kHz/24bitのDolby TrueHDファイルにも対応した。
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzのデュアルバンド対応。Chromecastを搭載し、手持ちのスマートフォンやタブレット(Android、iOS)にインストールした対応アプリやChromebook、Chromeブラウザから音楽やラジオ、ポッドキャストなどをストリーミング再生することができる。
HDMI入力は7系統、出力は2系統で、4K/60p信号とHDCP 2.2はもちろん、HDR10、Dolby Vision、BT.2020のパススルー伝送をサポート。そのほか3系統のデジタル音声入力、PHONOを含む8系統のアナログ音声入力などを備えた。
本体サイズは435(幅)×173.5(高さ)×378(奥行き)mm。重量は10kg。AM/FMの室内アンテナ、測定用マイク、リモコンなどが付属する。
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