アユートは5月16日、“Astell&Kern”ブランドの新しいフラグシップモデルとなるハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「A&ultima(エー・アンド・ウルティマ) SP1000」を発表した。ボディ素材が異なるステンレスモデルとカッパーモデルをラインアップする予定で、ステンレスモデルの価格は3499米ドル(税別)。カッパーモデルは未定だ。また日本での発売日や価格については「決定次第、発表する」としている。
「A&ultima」は、“世界最高峰”をコンセプトとした新しいプロダクトライン。Astell&Kernの技術をすべて投入し、新たに設計し直したという。
SP1000は、旭化成エレクトロニクスの最新DACチップ「AK4497EQ」をデュアル構成で搭載し、最大384kHz/32bitのPCM音源とDSD 256(11.2MHz)のネイティブ再生をサポート。超低ジッターの200Fsを実現したVCOXクロックの採用や従来以上の低歪(ひずみ)、低ノイズを実現した回路設計が特徴だという。もちろん2.5mm径の4極バランス出力端子も備えた。
操作性も向上した。5インチタッチパネル付きディスプレイは720×1280ピクセルのHD解像度。オクタコアCPUと新GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)で高速化を図り、新開発のマルチファンクション・ホイールキーなどで直感的な操作を可能にしているという。
内蔵メモリは256GBで、microSDカードスロットを1基装備。USB3.0(Type-C)採用で高速データ転送に対応する。またWi-FIやBluetoothも内蔵。Wi-FIを通じてDLNAネットワーク機能「AK Connect」が利用できる。またBluetoothのコーデックにはSBCとaptX HDを採用した。
内蔵のリチウムポリマーバッテリーは3700mAh。高速充電に対応し、約2時間で最大約12時間の連続再生が可能だ(96kHz/24bit FLACをローゲイン設定、50%音量で再生した場合)。
本体サイズは約75.8(幅)×132(高さ)×16.2(厚さ)mm。重量はステンレスモデルで約386g、カッパーモデルは387gとなっている。
関連キーワード
金属ボディ | アユート | Astell&Kern | iriver | ポータブルメディアプレーヤー | ステンレス | Bluetooth | フラッグシップ | タッチパネル | 旭化成 | コーデック | DAC(D/A Converter) | DLNA | DSD | FLAC | GUI | リチウムポリマー | microSDカード | USB Type-C | USB 3.0
関連記事
- Astell&Kern、高性能アンプを搭載したハイレゾプレーヤー「KANN」発表 ブランドロゴも刷新
- シングルダイナミック型を突き詰めたイヤフォン「DITA Dream」――プラグの先端だけを交換してバランス対応に
- 白くてシンプルなワイヤレススピーカー、アイリバーから
アユートは、アイリバーブランドのワイヤレススピーカー「LS150」を発売する。ホワイトのミニマルなデザインを採用。対応アプリを使ってマルチルーム再生にも対応する多機能モデルだ。 - ザ・ローリング・ストーンズとのコラボヘッドフォン、MASTER&DYNAMICから登場
米国のオーディオブランド「MASTER&DYNAMIC」からThe Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)とコラボしたヘッドフォンが登場。全世界限定1962台で、国内では2カラー各15台が販売される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.