サイズを超える音とプレミアム感、テクニクスの一体型オーディオ「OTTAVA f 」誕生
テクニクスの「OTTAVA f 」(オッターヴァ フォルテ)は、シンプルながらも高級感のある一体型のネットワークオーディオシステムだ。トップパネルはアルミ製で、透明な円形のカバーが水平に回転してCDドライブが現れる。
パナソニックは9月20日、テクニクスブランドの新製品としてコンパクトステレオシステム「SC-C70」を発表した。「OTTAVA f 」(オッターヴァ フォルテ)の愛称で10月20日に発売する。価格は10万円(税別)。
シンプルながらも高級感のあるデザインを採用した一体型のオーディオ。トップパネルはアルミ製で、透明な円形のカバーが水平に回転してCDドライブが現れる仕組みだ。
前面はルーバーになっており、その奥に80mm径のコーン型ウーファーと20mmのドーム型ツイーターが並ぶ。このツイーターには「逆ドーム形状フィン」と呼ばれる新開発の音響レンズが採用され、ルーバーと間隔を合わせて音道の連続性を高めた。「広がりのある音場とスムーズできめ細やかな高域再生を実現した」(同社)という。
底面のサブウーファーは120mm径で、背面に2つのバスレフポートを備えている。アンプは上位機に採用されているフルデジタルアンプ「JENO Engine」。これを3基搭載し、2基でバイアンプ駆動を行う。残りの1基は部屋の環境や設置場所に合わせて音質を調整するDSP機能「Space Tune」用に使用しているという。
Space Tuneでは、状況に合わせて3つのモードを用意した。例えば部屋の中央など音が四方に拡散する場所では「自由空間」、棚の上など壁に音が反射するケースでは「壁際に設置」や「コーナーに設置」を選べばいい。また専用アプリ「Technics Music App」とiOSデバイスのマイクを用い、より精密に周波数特性の測定・補正を行うこともできる。
音楽ソースは多彩だ。Wi-FiとBluetoothを内蔵し、モバイルデバイスからのワイヤレス再生(AirPlay、Blueototh)やDLNA準拠のネットワークオーディオ再生をサポート。インターネットラジオや音楽ストリーミングサービスの「Spotify」にも対応した。なお、Bluetoothの対応コーデックはSBCとAACとなっている。
もちろんCDやFM/AMラジオ、USBメモリーからの音源再生も可能。さらにアナログと光デジタルの外部入力も用意しているため、手持ちのオーディオプレーヤーと組み合わせて使うこともできる。
外形寸法は450(幅)×143(高さ)×280(奥行き)mm。重量は約7.8kg。リモコンと電源コード、FM/AM用のアンテナが付属する。
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