Q.メールの盗聴対策をしていますか? メールが盗聴されるという意識は低いようで、半数近くの人が「何の対策もしていない」と答えている。すぐに何らかの盗聴対策を取るべきだ。
メールには送信元や送信日時などのデータがわかるヘッダーが付いている。このヘッダーを見れば、あなたがメールを送る際に接続していたプロバイダや、会社・学校名などがわかる。
例えば会社をサボって、自宅から取引先にメールを送ったとしよう。会社からの送信に見せかけるため、差出人(From:)を会社のアドレスにして送信する。しかしメールのヘッダーには、接続しているプロバイダ名が出てしまうので、会社にいないことがバレてしまうのだ。
この接続元のアドレスを偽装する手段もあるが、匿名メールを出すためのリメーラーを使ったり、プロキシとWebメールを併用して使うなど、かなり複雑な方法が必要となる。
メールヘッダーの見方とそこからわかる情報
Outlook Expressでメールヘッダーを表示するには、メールの一覧表示で見たいメールを選択して右クリックし「プロパティ」を選んで「詳細」のタブを押そう