さまざまな団体が本格予測に参入 VHF電波観測 ● 2001.4.3 芸予地震 異常発生 ● 2002.11.4 日向灘地震 異常発生 FMラジオなどのVHF帯の電波が、地震前に異常な伝わり方をするので、これを観測すれば地震が予知できる、というもの。提唱者の串田さんだけでなく、北海道大学大学院や大阪大学、行徳高校自然科学部なども観測をスタート。電波観測方法はいくつかの種類があるものの、いずれも観測例を増やすことで地震予知の精度アップを目指している。
行徳高校地震予知電波観測室が続けているVHF電波観測の情報は、2002年からのデータをすべて確認できる
串田さんは、この秋に関東で地震がおきると予想。その大反響を受けて、9月12日に八ヶ岳で「FM電波で捉えた地震関連異常に関する検討会」が開催された。当日行われた串田さんの講演を、IIV Newsがノーカットで公開中だ。
地震発生直前に現れる 地震雲 ● 1997.11.23 秋田沖地震 出現 ● 1999.3 伊豆群発地震 出現 地震がおこる直前に、普通には現れない形の雲が登場するというもの。地震雲といわれるものでは、下に紹介したようなスジ状に広がるタイプが有名。このほか、阪神大震災で大阪に現れたという「竜巻型」など、さまざまな形の雲が、地震雲として注目されている。
地震雲として一番有名なのが、スジ状に広がる雲。写真は、1999年の伊豆群発地震前に現れたもの