携帯カメラ、みんなは何を撮っている?

» 2007年04月24日 18時41分 公開
[Business Media 誠]

 携帯のカメラで写真を撮っている風景は、今やすっかり普通になった。「私もよく撮っている」という人も多いのではないだろうか。

 世の中の人たちはどのような目的で、携帯電話で写真を撮るのだろうか。この質問に対して「面白いもの、インパクトのあるもの」と答える人が6割以上、という調査結果が出た。何を面白いと感じるかは人それぞれだろうが、インパクトのある事故や事件に出くわしたときに、とっさに手元の携帯で写真を撮る、ということはありそうだ。事故に巻き込まれたときに携帯のカメラで撮った写真を保険会社に提出したり、事件を目撃した人が撮った写真を警察に提供し、それがきっかけで犯人が捕まる、などということもありそうだ。

 Webマーケティングガイドは調査会社のネットエイジアリサーチと共同で、携帯のカメラ機能について調査を実施した。

 調査期間は、2007年04月11日〜2007年04月12日、調査方法はモバイルリサーチ(携帯サイトを利用したアンケート)。調査対象は10代〜40代の携帯ユーザー300人で、男女比は男性33.0%、女性67.0%。キャリア比はNTTドコモが46.3%、auが40.0%、ソフトバンクが13.7%となっている。

一番よく撮っているものは“風景”“メモ”

 携帯電話で写真を撮る頻度はまちまちだ。1ヶ月に1回以上撮るは約7割、1週間に1回以上撮影する人は約4割。この結果を「日頃から写真を撮る人が多い」と見るか「意外と少ない」と見るかは人それぞれではないだろうか。

1週間に1回以上撮影する人は4割ほど、1ヶ月に1回以上は7割を超える

 「どのような目的で写真を撮るか」という質問に対し「面白いもの、インパクトのあったものを記録に残すため」が66.2%で最も多く、印象に残ったものを撮影する傾向が出た。ちなみに、警視庁では2006年から、交通事故や火災現場などの写真を募集している(2006年7月の記事参照)。ひょっとすれば携帯電話のカメラが、検挙率の向上につながるかもしれない。

 それでは何を撮っているのか。撮影対象は「景色」が55.1%でトップ、続いて「メモや記録に残したいデータ、情報など」が45.1%。半数以上が風景を撮り、記録用の媒体として利用している人も4割以上いた。友人や家族の写真を撮る人も、それぞれ3割を超えた。

撮った写真を送ってもらうのは、65%の人が“うれしい”

 撮った写真は「友人・知人」に送る人が64.6%と最も多い。次いで「兄弟・姉妹」(24.8%)、「両親」(24.5%)。景色や友人を撮影し、それを身近な人に送っていることが分かった。

携帯電話で撮影したことがある人は9割近くに達した

 送られてきた写真については「うれしい」と、65.3%の人が回答。さらに「自分も写真を撮って返信しようかと思う」が3割を超える一方、「パケット代が気になる」など、“うれしく”ない人は11%だった。

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