次世代DVDはBlu-ray陣営で決まり?

» 2007年08月28日 21時16分 公開
[Business Media 誠]

 購入したいと思う次世代DVDメーカーは、Blu-ray陣営が圧倒的に多いことが、ブランド総合研究所の調査で分かった。トップはBlu-rayを代表するソニーが53.1%、次いで松下電器52.9%、シャープ27.9%だった。HD DVD陣営の東芝は24.8%の4位で、ソニーと松下電器に2倍の差を付けられた。同社では「Blu-ray陣営が主要規格になりそう」と見ている。

 ブランド総合研究所は、「デジタルハイビジョンおよび次世代DVDに関する調査」を実施した。調査モニターの中から、20〜50代以上を年代別にほぼ同数を抽出、男女1071人がアンケートに回答した。インターネットによる調査で、調査期間は7月3日〜7日まで。

購入したいと思う次世代DVDレコーダーのメーカーは、ソニーと松下電器が50%を超えた 

 

ハイビジョンテレビで見たい映像は「映画」

 デジタルハイビジョンテレビを所有している人は23.4%、「購入を検討している」21.2%を合わせると、半数近くの人が興味があるという結果が出た。さらに「興味はあるが購入の検討はまだ」37.4%を加えると、8割以上の人がデジタルハイビジョンテレビに関心があるようだ。

 ハイビジョンテレビで「良く見ている映像」または「見たい映像」については、「洋画」が75.0%で最も多く、次いで「邦画」が52.6%だった。スポーツ(48.6%)やドラマ(38.2%)、ドキュメンタリー(34.7%)よりも、ハイビジョン映像で映画を見たいという結果となった。デジタルハイビジョンテレビの購入者について同社では、「テレビ番組を見るだけでは満足せず、レンタルや販売を問わず映画ソフト市場の需要が高くなる」と予測している。

ハイビジョン映像で見たいコンテンツは、映画(洋画・邦画)が多かった 

次世代DVDレコーダー、半数以上の人が購入を検討

 ハイビジョン番組と記録メディア(DVD、VHS)の関係については、「何らかの不満あり」と回答した人が61.7%。最も多かった不満は「画質が汚くなる」が29.0%、次いで「録画媒体にお金がかかる」20.6%だった。DVDやVHSに満足していないため、「次世代DVDが欠点を克服していることが周知されれば、普及の速度も加速する」(同社)としている。

 次世代DVDについては、「既に持っている」人が5.0%、「すぐにでも購入したい」が0.7%にとどまった。ただ「購入を検討したい」8.3%と、「いつかは購入したい」39.1%を加えると、半数以上の人が次世代DVDレコーダーの購入を検討していることが明らかになった。

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