「一生幸せにするよ」ではダメ？ プロポーズの言葉

[Business Media 誠]

　「結婚してください」「指輪を受け取ってください」など、プロポーズの言葉もさまざま。しかし定番といわれる文句は、相手に伝わっているのだろうか？

　未婚者の中でプロポーズされたい派の声を聞いたところ、「親に会ってほしい」や「エンゲージリングを渡される」をプロポーズだと受け止める人は、それぞれ17.6％と17.2％にとどまっていることが、ANA クラウンプラザホテルの調査で明らかになった。またプロポーズの定番文句だと思われた「一生幸せにする・守っていく」も37.4％と、4割を切った。やはりストレートに「結婚しよう」（70.0％）という言葉が圧倒的な支持を集めているようだ。

プロポーズした／されたとみなす行為（出典：ANA クラウンプラザホテル）

　プロポーズしたい場所を聞いたところ、「自分または相手の家・部屋」を望む“巣ごもり派”が最も多く26.2％。次いで「夜景のきれいな場所」（13.5％）、「クルマの中」（12.9％）という結果に。20代・30代・40代に共通して、巣ごもり派は男性よりも女性の方が多かった。一方、夜景派は女性よりも男性の方が多く、「意外に男性の方がロマンティックな場所にこだわるようだ」（ANA クラウンプラザホテル）としている。

　インターネットによる調査で、20代〜40代のビジネスパーソン1107人（既婚50.6％、未婚49.4％）が回答した。調査期間は1月9日から1月14日まで。

プロポーズのタイミング

　プロポーズはどのタイミングがいいのかと思っているのだろうか？　最も多かったのは「特に気にしていない」が30.4％。このほか「相手の誕生日」や「2人の記念日」、「クリスマス」に人気があった。既婚・未婚を比べると、タイミングを気にしていないという既婚者は37.0％に対し、未婚者は23.8％。未婚男性の8割以上は何らかの記念日にプロポーズしたいと考えているものの、未婚女性の30代（47.3％）と40代（29.2％）はあまり気にしていないようだ。

プロポーズした（したい）／された（されたい）タイミング（クリックして拡大、出典：ANA クラウンプラザホテル）

　プロポーズされたときどのように返事をしたのか、と聞いたところ「プロポーズを待っていたわけではないが、いずれ結婚すると思っていたから、プロポーズされてその場で答えた」（43.0％）と「プロポーズを待っていたので、プロポーズされてその場ですぐに答えた」（34.9％）を合わせると8割近くに達した。このほか「少し考えたかったので、プロポーズされてから数日経ってから答えた」（6.8％）や「プロポーズされた日に答えたが、少し考えたかったのですぐには答えられなかった」（3.5％）と続いた。