景気動向への懸念は残るものの財務長官の発言で金融不安が薄らぎ大幅高清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年04月22日 08時24分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

通信株や電鉄株の上昇が続くかどうかに注目

富士フィルム(4901) 3720 △70、 東邦ガス(9532) 320 △7

 同社の医療機器を導入した診療所向けにインターネットを使った遠隔監視サービスを始める。診療所向けの営業を強化しており、診療効率を高められるサービスで他社と差をつけ、医療機器の拡販につなげる。

セブン&アイHD(3382) 406 ▼11

 傘下のイトーヨーカ堂はインターネットで注文を受けた商品を当日に届けるネットスーパー事業の売上高を2010年2月期に前期比5割増に高める。新たに同社の店舗がある全域で事業を展開する。同社はネットスーパーで既に最大手の規模だが、地方でも消費者ニーズが高まっており、全国展開に乗り出す。

ファミリーマート

 ベトナムに進出する。9月を目処にコンビニエンスストアの運営会社を現地企業と合弁で設立する。国内のコンビニ市場で飽和感が高まるなか、アジアを中心に海外の新市場を積極開拓する。

日立電線

 データセンター向けの回線切替え装置(スイッチ)でアジア市場を開拓する。アジア市場で光ファイバー通信回線など高速通信のインフラ整備が進み、データセンターの需要が増えていることに対応する。

武田薬品(4502) 319 ▼12

 糖尿病治療薬候補の開発を中止する。米欧で患者向けの第二相臨床試験(治験)を実施、日本では健康な人を対象に第一相治験を実施したが、有効性や安全性などが同社の開発基準に達しなかった。

スズキ(7269) 432 ▼12

 インドで窒素酸化物(NOx)などの排出を大幅に抑えた低公害エンジンの生産を始めた。新エンジンを積んだ1200CC級の小型車を6月末までに発売、来年4月にも同国で導入される排ガス規制を先取りし、現地業界で始めて対応車種を売り出す。

外国人売買動向(外資系11社ベース)

売り  1980万株

買い  1470万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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