連休明けの買戻しや決算期待から大幅高清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年01月20日 08時27分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

押し目を確認して反発か

豊通商(8015) 1405 ▼12

 日本政府とアルゼンチンでリチウムの権益を取得する。同社とオーストラリアの企業が年内に合弁会社を設立し、日本政府も出資する方針。2012年に採掘を始め、全量を豊田通商が引き取る。

いすゞ(7202) 203 ▼2

 中国にトラックの販売統括会社を設立する。現地の自動車大手と合弁で設立する方針。補修部品の販売などアフターサービスを強化し、2012年にも中国での年間販売台数を現在の2倍強に引き上げる。いすゞとしては日本を上回り、中国が最大の市場になる。

エクセディ(7278) 1921 ▼18

 太陽光発電システムの設置事業に参入する。工場や学校など公共機関の屋根・外壁への設置を中心に受注活動を始め、新エネルギー分野への参入を機に、周辺機器や部材など関連分野での新製品も開発する。

日本ペ(4612) 582 △7 、 商船三井(9104) 613 △6

 従来より燃費が10%改善する船底塗料を共同開発する。航行中に生じる水と船体の摩擦抵抗を減らすことで燃費を改善する仕組みで、共同開発後は日本ペイントが商品化し、2013年中の発売を目指す。

大日印(7912) 1231 ▼3

 コンデンサーやICなどの電子部品を内蔵でき、基盤の厚みが0.38ミリメートルのプリント基板を開発した。同社の従来製品より約15%薄くなったもので、部品を基盤内に埋め込めるプリント基板としては世界最薄と言う。携帯電話などを小型化、薄型化できる利点を訴えて電子部品メーカーなどに売り込む。(日経産業)

日 立(6501) 303 △8

 日立製作所中央研究所と大阪大学、九州大学などは遺伝子の複製にかかわる酵素を改良し、複製の精度を最大で100倍に高められる技術を開発した。遺伝子の複製は、感染症の原因細菌を調べたり、個人の体質にかかわる遺伝子のわずかな差を分析するのに不可欠なもので、新技術は実用化できれば、研究現場から医療現場まで広く活用されそうだ。(日経産業)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2420万株

買い  1920万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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