第26鉄 バレンタインデーには江ノ島へイルミネーションを見に行こう――湘南モノレール&江ノ島電鉄杉山淳一の +R Style(3/4 ページ)

» 2010年01月30日 17時19分 公開
[杉山淳一,Business Media 誠]

江ノ電イルミネーション散歩

 江ノ島電鉄のイルミネーションは2003年冬からの恒例イベントとのこと。江ノ電が経営する江ノ島展望灯台のリニューアルオープンにあわせたイベントだった。今回のイルミネーションは2009年11月16日から2010年2月14日まで。クリスマスやバレンタインデーのデートスポットとしても利用できる。イルミネーションに彩られる駅は、江ノ島、鎌倉高校前、長谷、鎌倉の4駅だ。

 それでは江ノ島駅から鎌倉駅へとイルミネーションを辿ってみよう。

 江ノ島駅のイルミネーションは「星降る駅」というテーマ。駅舎全体を1万2000個の光のラインで飾り、ホームの天井にはミルキーウェイを再現したという。駅舎の三角の造形が光のラインで強調されてシャープな印象だ。ミルキーウェイはカラフルなキャンディをまいたように見えて、全体的にお菓子の家のようでもある。ちなみに江ノ島駅の藤沢行きホームには、精巧にできた江ノ電のNゲージとプラレールのレイアウトが展示されている。どちらも楽しいが、特にNゲージは見事。30分でも1時間でも眺めていられる。ボタンを押すと電車が走り出す。

イルミネーションで光る江ノ島駅。テーマは「星降る駅」
江ノ島駅に停車中の電車(左)。江ノ島駅には江ノ電を再現したNゲージレイアウトも(右)

 次は鎌倉高校前駅へ。海のまん前にあるこの駅のテーマは「光の泡」。海から打ち寄せる波の白さが、そのまま立ち上り、光の泡となって駅の屋根に漂うという。ここは並行する道路からもよく見えるので、クルマの助手席からケータイカメラを向ける人も多い。ホームからはライトアップされた江ノ島展望灯台もよく見える。

海沿いの鎌倉高校前駅。テーマは「光の泡」

 長谷駅は外から見てもライトアップに気づかないが、駅舎の中へ一歩入ればとてもきれいだ。テーマは「色づく光の木々」で、なんと秋の紅葉をイルミネーションで再現したという。停車中の電車と組み合わせた写真を撮りやすい。電車がいない場合も、向かいのホームのイルミネーションが映るので奥行きがある。4つのイルミネーションの中で、私のもっともお気に入りはここだ。

長谷駅はホームの天井も飾られている。テーマは「色づく光の木々」

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