どういったタイプの人が、ニートに向いているのかちきりん×phaの「そんじゃーダラダラと」(4)(2/3 ページ)

» 2010年03月10日 08時56分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

ゆっくりとした日々を過ごすことが大切

ちきりんさん

土肥 あまり忙しくない日々になると思いますが、そうした生活に飽きるかもしれませんね。

ちきりん それはあるかもしれないですね。私はダラダラするのも好きで、大学生のときはちゃらんぽらんな生活を送っていました。でも3年生のときに、ダラダラすることに飽きたんです。そして4年生のときに「働きたいな」と思い、前向きに就職活動をすることしました。

 その後会社に入ってからも、ちゃんと働いてきましたが、途中で大学院に行っていて、2年間留学しました。でもまた1年半ほどで飽きちゃいましたね。学生は気楽で適当に勉強していればいい。でも、それだと飽きてしまう。なので今回ニートになってもダラダラした生活も飽きるかもしれないな……と思いつつも、やってみないと分からないので、まずは失業してみます。

pha いやー、ぜひ、こちらの世界に来てください。

土肥 ニートの先輩として、何かアドバイスをお願いします。

pha ちきりんさんといえばバリバリ働いているイメージで、さらにブログに面白い文章をたくさん書いている。バイタリティがすごいなあと思っているのですが、もしダラダラした生活を送ったとしたら、その活動エネルギーを持て余したりしないですか?

ちきりん いま1日の8〜10時間は仕事に使っています。もしニートになれば、その時間のうちの半分くらいは韓国ドラマを見ているはず(笑)。残りの半分は料理をするのが好きなので、ちゃんとしたものを料理して食べたいですね。このほか旅行や運動をしたりして、楽しい時間を過ごしたい。ところで、phaさん世代にとってのインターネットは、日本のオバサンにとっての韓国ドラマと同じかもしれない。私にとっては、人生のすべてがそこにあるという感じです(笑)。

pha 実は僕も最近、昼間にテレビをつけて、ときどき韓国ドラマを見ています。適当にダラダラ見てるだけなんですが、結構面白いですね。

ちきりん へーっ、そうなんですか。なんとなくうれしかったりして。

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