通勤電車の中で何をしていますか? 管理職と若手の間で違い(1/2 ページ)

» 2010年03月30日 08時00分 公開
[Business Media 誠]

 入社15年以上の管理職と入社3年目以下の若手ビジネスパーソンで、考え方や行動にどのような違いがあるのだろうか。平均退社時間を聞いたところ、ベテランは19時19分に対し、若手は19時39分と20分の差があった。その退社時間を聞いて「遅い」と感じている割合は、若手が39.0%とベテランを8.7ポイント上回っていることが、損保ジャパンDIY生命保険の調査で分かった。一方、早く帰るための工夫をしている割合は、ベテラン(56.3%)が若手を10.3ポイント上回っており、「退社が『遅い』と感じていながらも、自分なりの工夫がまだ見つけられないでいる若手のジレンマがうかがえた」(損保ジャパンDIY生命保険)

 早く帰るためにどんな工夫をしているのだろうか。ベテラン・若手ともに「朝早く出社する」(ベテラン40.0%、若手32.8%)と答えた人が多かった。ベテランは「会議を減らす」「部下をうまく動かす」などが多く、若手では「IT活用」や「休憩時間をとらない」といった意見が目立った。

 電車通勤をしている人(504人)に、通勤時間中にしていることを聞いたところ、ベテランは「雑誌(ビジネス誌やニュース誌)を読む」(43.1%)、「新聞を読む」(29.2%)など、仕事につながるような情報を収集する時間として活用している人が多い。一方、若手は「音楽を聞く」(44.3%)、「寝る」(36.9%)、「メールをする」(27.0%)などが上位に。「若手はプライベートな時間として通勤時間を過ごしている傾向がうかがえた。また『勉強する』という回答も多く、昨今の若者の勤勉さがうかがえた」(損保ジャパンDIY生命保険))

通勤電車の中でしていること(出典:損保ジャパンDIY生命保険)
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