欧州金融不安が緩和、米国金融規制強化懸念も薄れて大幅高清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年05月24日 08時38分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

売られ過ぎ銘柄の反発に期待

レナウン(3606) 141 ▼4

 中国の繊維大手の傘下に方向で最終調整に入った。発行済み株式の約40%を握る筆頭株主になり、支援を受けて再建を急ぐ。

NEC(6701) 252 ▼7

 中国で医療機関向け情報システム事業に参入する。電子カルテ(診療録)機能などを備えたソフトウエア製品を中国企業と共同で開発、病院向けに同ソフトを使ったシステム構築サービスを始める。

商船三井(9104) 608 ▼9

 日本とロシア極東を結ぶコンテナ船の運行頻度を現在の2倍に増やす。ロシア極東でインフラ整備の動きが広がり、海上輸送の需要が増えると判断した。

ステラケミファ(4109) 2951 ▼254

 リチウムイオン電池に使う電解質の生産能力を現在の約2.4倍に引き上げる。携帯電話などデジタル機器向けが好調なのに加え、今後普及期を迎える環境対応車向けの販売を強化する。

東 芝(6502) 467 ▼2

 中国やロシアなど新興国で発光ダイオード(LED)照明の販売に乗り出す。新興国でも省エネ照明の需要場伸びていることに対応する。新興国への本格進出は国内の照明大手で初めて。

日 立(6501) 366 ▼4

 カナダの州政府とエネルギー・環境分野の技術開発で協力する。二酸化炭素(CO2)の回収・地価貯留(CCS)や次世代送電網(スマートグリッド)などの技術を現地で実証、州政府の支援をうけて長期に安定運用する。両社が共同し同州以外で事業展開することも視野に入れる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1890万株

買い  2010万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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