初のAMG専用モデル 「メルセデスベンツ SLS AMG」(3/3 ページ)

» 2010年06月16日 08時00分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
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 搭載されるパワーユニットは、最高出力571馬力、最大トルク620ニュートンメートルを誇るAMG製6.3リットルV型8気筒NAエンジン。これに7速デュアルクラッチ式ギアボックス「AMGスピードシフトDCT-7」を組み合せる。AMGスピードシフトDCT-7には燃費を優先するC(コントロールエフィシェンシー)、走行スタイルに合わせ変速レスポンスなどが異なるS(スポーツ)、S+(スポーツプラス)、M(マニュアル)の計4モードが用意されており、さらに停車状態から最大限の加速性能を引き出す「レーススタート」機能も実装される。

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 SLS AMGの最高速度は時速317キロ(電子リミッター作動)、時速100キロまでの加速は3.8秒と発表されているが、こうした圧倒的な動力性能と同時にガソリン1リットルあたり7.6キロの燃費性能(欧州仕様参考値)や、先進の排気ガス浄化触媒の採用によるクリーンな排ガス性能など優れた環境性能も実現した。

 メルセデスの伝説的スポーツカーの勇姿と最先端のレーシングカーテクノロジーとが交差する、実に魅力的なモデルであるSLS AMG。その人気はやはり大変なもので、メルセデス・ベンツ日本によれば4月14日の受注開始以来、現在までにすでに80台以上の受注が入っているという。6月11日現在では、これからのオーダーに対しても年内納車は可能とのこと。

エキサイトイズム 軽量化のため、ボディ表面の塗装をそぎ落としアルミニウムむき出しのボディのままレースを闘ったメルセデスのW25。その姿は“シルバーアロー”と呼ばれるようになった
エキサイトイズム ガルウイングを持つメルセデスベンツのスポーツカー「300SL」。1954年発表
エキサイトイズム 1971年、スパフランコルシャン24時間耐久レースでクラス優勝をおさめた300SEL 6.8 AMG。300SEL 6.3をベースにAMGがレースマシンに仕立てた。“AMG”の名を広く知らしめることとなった記念碑的モデルでもある
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