ビジネスの場では着用するシーンが限られてしまうゴールドウォッチだが、カジュアルなパーティーや海外のリゾートといった華やいだ空気につつまれた場所では、実に頼りがいのあるアクセサリーとなる。
欧米人はこのあたりのファッションコーディネイトが上手で、男性も女性も日焼けした夏肌にゴールドのネックレスやブレスレットをあしらいゴージャスに演出している。当日いきなりデビューより、バカンスまでに少しずつ日焼けした肌を作っておいてからゴールドウオッチをするのがいいだろう。
ラドー「ジ・オリジナル」は、全身にゴールドカラーをまとい、クリスタルインデックスを配した、太陽の煌きにも負けないインパクト大のウオッチ。耐傷性の高いハードメタルを素材に採用しているから、シーンを選ばずアクティブに使いこなせるのも魅力だ。
ムーブメント:クォーツ
ケース&ブレスレット素材:ハードメタル
ケースサイズ:42.5×35ミリ(全長×全幅)
そのほか:日付・曜日表示、クリスタルインデックス(22個)、3気圧防水
品番:R12.413.804
価格:13万8600円
クラシカル&モダンなデザインのマーヴィン「M105 ポインターデイトモデル」は、上品なピンクゴールドのレクタングラーケースがシャレている。文字盤内周の1〜31の窓に赤いポイントで日付を表示するポインターデイトと呼ばれるカレンダー機構を備えている。
ムーブメント:自動巻き
ケース素材:ステンレススチール(ピンクPVD)
ストラップ素材:カーフストラップ
ケースサイズ:31×45ミリ(全幅×全長)
そのほか:5気圧防水
品番:M105.53.31.68
価格:15万7500円
色褪せたTシャツやアロハシャツにあわせ、1970年代のアンティークウオッチをチョイスするのも面白い。ゴールドフィールド(金張り)のケースに、おじいさんが昔愛用していたような伸び縮みする金属ベルトを組み合わせる。
キメキメではなく、イイ感じに力の抜けた昭和なスタイルをめざすことがキモ。写真右は、スイスの時計ブランド、ゾディアックが1970年代に発売した「オリンポス」。目を惹くのは上下非対称のユニークな変型ケース。時計コレクターたちの間では、そのケース形状から、イカとかコウモリなどと呼ばれ珍重がられているモデルだ。
写真左は、米国のTIMEX(タイメッス)。レトロモダンな雰囲気のオーバルケース×ホワイトダイヤルは、白金時計ならぬ金白時計。光沢を抑えたへアライン仕上げのケースと、模様をあしらった伸縮ブレスの組み合わせが絶妙。夏の夕暮れ時を散歩するようなシーンに似合いそう。
サラリーマンのかたわら、アンティークウオッチ収集に身を投じ、数奇な人生を歩む。近頃はキャラクター系クロックにまで手を広げ、ますますドロ沼にはまっている、業界屈指のゼンマイ兄貴(ほんとはオヤジ)。
新作腕時計の話はもちろん、これまでに筆者が、時間と脚力とわずかなへそくりを使って手に入れてきた古今東西の時計の数々についても語ります。博物館モノから最新モデルまで、なるほどウンチクネタを半分、トホホなズッコケ話半分くらい織り交ぜておとどけする予定です。
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