今アツい? iPhoneで物件探し(1/2 ページ)

» 2010年08月26日 17時00分 公開
[Business Media 誠]

 もともとあるデータベースが、PCからだけでなくモバイルからも検索できるようになることで、飛躍的に使い勝手が向上する――そんな好例といえるのが不動産の物件情報だ。

 賃貸・売買物件をネットで検索できる不動産ポータルは複数あり、何百万件という物件をネット上で検索することができる。これまでは主にPCブラウザから検索していたデータだが、ここにきて複数のポータルサイトからこれらの物件データを検索できるiPhoneやAndroid用アプリが出そろってきた。

 本記事では、2010年8月末現在利用できる、iPhone用の物件検索アプリを紹介しよう。いずれも無料で利用できる。

振って検索「at home iPhoneアプリ」

 不動産総合情報サイト「アットホームウェブ」を運営するアットホームが、8月6日から提供を開始したアプリが、「at home iPhoneアプリ」(参照リンク)だ。検索できる物件数は約120万件。iPhone用の物件検索アプリとしては最後発だが、リリース1カ月経たずに1万ダウンロードを突破した。

 iPhoneならではの機能が「振って検索機能」。iPhoneをシェイクすると画像がバラバラと出てきて、アイコンが並んだところから検索できる。

 検索結果が芳しくないときにサジェストしてくれるのも親切だ。例えば「6万円以内」という条件で検索してほとんどヒットしなかった場合、「あと5000円予算をアップすると、検索結果は50件あります」といったような表示で、適切に検索条件を広げていけるようになっている。

気に入った物件を保存しておけるのは、物件検索iPhoneアプリの基本的機能ともいえる(左)。路線を指定すると、駅ごとにだいたいの相場を表示する「相場情報」機能は直感的に理解しやすい(右)
相武紗季さんがアプリのあちこちに登場。iPhoneを振って物件を検索できる

 このほか「不動産会社から探す」機能もユニーク。どういうニーズがあるのかと思ったら聞いてみると「(住みたい街が決まっている場合、)地元の不動産会社はやはり詳しいので『探している駅の近くの不動産屋さんで扱っている物件から探す』という方は多いんです。あと、物件を売買する場合などは不動産会社とも長いつきあいになりますから、不動産会社ごとに物件を検索したい、というニーズが出てきます」(アットホーム)ということだった。

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