マングローブ社長。組織変革と、その担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。そのかたわら、経営者コミュニティサイト「MG-NET+(マグネットプラス)」編集長として経営者同士のネットワーク作りにも取り組んでいる。著書に『マングローブが教えてくれた働き方 ナチュラル経営のススメ』(ブルース・インターアクションズ)。
新入社員としてビジネスに初めて関わる時、誰もが学んだ「報・連・相」は、実践できているでしょうか。
中には、上手にできずに上司や社長に叱られる機会が多くて、落ち込んでいる方もいるかもしれないし、あるいは「仕事を任せると言いながら、いちいち細かいことまで報告させるのはおかしい」と不満に思っている人もいるかもしれません。
新入社員時代に口を酸っぱくして教え込まれるので、「報・連・相」というと、部下が上司にするものと思いがちですが、もちろんそうではありません。部下から上司だけでなく、ビジネスを進めるチーム、ビジネスパートナーと役割分担をして仕事を進めていく上での必要な基本行動だととらえ直した方がいいと思います。
「報・連・相」の本質は、次の3つだと思っています。
「報・連・相」の問題を考える時に、どうも上司が主で、部下が従であり、上司が何か決断したり、何かするためにいちいち耳に入れなくてはならないような感覚があるように思うのですが、それは逆です。上司と部下の間であれば、仕事を任されている部下が自分の仕事をまっとうするために、周囲に対して能動的にするのが「報・連・相」です。
常に自分が主役、自分軸で考えなくてはダメなんです。
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング