2012年4月入社を目指す学生は、どの企業に就職したいと考えているのだろうか。文化放送キャリアパートナーズが発表した就職ブランドランキングによると、1位は「JTBグループ」(昨年2位)、次いで「三菱東京UFJ銀行」(同1位)、「明治グループ(明治製菓・明治乳業)」(同10位)であることが分かった。
昨年大きく順位を上げたメガバンクは「三井住友銀行」が12位(同3位)、「みずほフィナンシャルグループ」が19位(同18位)といずれも順位を下げたが、金融業界全体として人気が下がったわけではない。「野村證券」が8位(同9位)、「日本生命保険」が10位(同25位)、「大和証券グループ」が13位(同15位)、「第一生命保険」が18位(同30位)と20位以内に占める金融業界の割合は増加した。
華やかなイメージのあるテレビ局などマスコミを見てみると、「電通」が5位(昨年7位)、「集英社」が6位(同8位)、「フジテレビジョン」が9位(同6位)と3社が10位以内に。昨年はベスト10のうち4社、一昨年は6社がマスコミだったことを考えると存在感は低下している。
「学生側が売り手環境の時代は、本命の業界以外に大手マスコミを記念受験といった学生も多くいたが、今は記念受験など考える余裕はなくなったということだろう。ただ実際の大手マスコミ各社の受験者数はそんなに減っておらず、コアなマスコミ志望者は変わらず存在していると考えられる」(文化放送キャリアパートナーズ)
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