国内自動車メーカー、工場の操業一時停止

» 2011年03月14日 15時09分 公開
[Business Media 誠]

 自動車メーカー各社は、東北地方太平洋沖地震の発生を受けて工場の稼働停止や義援金の拠出を検討し始めた。

トヨタ自動車

 トヨタ自動車では、地域の復興支援と従業員および家族の安全を優先するため、3月14日〜16日まで、ボディメーカーを含む全工場の稼働停止を決めた。

 また、被災者支援のため3億円の義援金を拠出する方向で検討に入った。

本田技研工業

 3月11日の地震で、本田技研研究所 四輪R&Dセンター栃木の従業員1人の死亡を発表。埼玉県狭山市の埼玉製作所、栃木県真岡市の栃木製作所、静岡県浜松市の浜松製作所の操業を停止した。

日産自動車

 福島県いわき市のいわき工場、栃木県上三川町の栃木工場、神奈川県横浜市の横浜工場、神奈川県横須賀市の追浜工場、神奈川県座間市の座間事業所、神奈川県横浜市の本牧専用埠頭で、地震による一部建屋の損壊や設備の損傷などが発生。

 茨城県日立港で米国向けに出荷を予定していた車両約1300台、宮城県多賀城市の宮城サービスセンターに保管していた新車約1000台が被害を受けた。

 3月14日は、国内すべての生産工場で稼働を停止した。15日以降の生産復旧については具体的な見通しが立っていない。

 また、被災者への初動支援としてNGOジャパン・プラットフォームに対して3000万円の寄付を行うことを決定した。

スズキ

 3月14日は、全工場の稼働停止を実施。15日以降は、状況を見極めたうえで判断するとしている。

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