ユニクロは5月31日、「ユニクロのスーパークールビズ」発表会を開催。「涼しくて、べたつかない」ことを重視した、今夏のワーキングスタイルを提案した。
福島第一原発の事故などによる電力不足を受け、経済産業省では東京電力や東北電力管内で15%の節電目標を定めた。それに伴い、環境省では「28℃の室温設定」「ノー上着の奨励」「断熱材の利用」といった従来のクールビズから一歩踏み込んだ、「さらなる軽装の奨励」「勤務時間の朝型シフト」という「スーパークールビズ」を提唱している。
スーパークールビズのコーディネイトを考える上で、ユニクロでは首都圏のビジネスパーソンにアンケートを実施。その結果、「今年の夏のオフィスの室温の高さが不安」という人が84.0%を占めていることが判明。また、チノパンやポロシャツなどをクールビズとして取り入れたいという需要が昨年より大きく増加していることも明らかになった。
ユニクロの大笘(おおとま) 直樹上席執行役員は、「従来のクールビズは職場を中心としていたが、今年は家庭も加わっており、衣料品業界の人間にとってはチャンスと考えている。例年、クールビズ商品の売り上げは6月から伸びてくるが、今年は4月下旬くらいから伸びてきている」とコメントした。
発表会では三菱東京UFJ銀行や全日本空輸など、会社に応じた服装を提案。それぞれの会社の社員が実際にモデルとなって登場し、コーディネイトの感想を語った。
従来のクールビズでは男性向けが中心だったが、同社では女性向けにもキャミソールやタンクトップとブラジャーを一体化したブラトップや、紫外線をカットするシャツやカットソーなども売り込んでいくという。海外の店舗でも、クールビズと同様のスタイルを提案する予定としている。
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