3Dテレビ、不満の理由

» 2011年06月03日 12時57分 公開
[Business Media 誠]

 3Dテレビに満足している人はどのくらいいるのだろうか。3Dテレビを所有している人に聞いたところ、75.5%が「不満がある」と回答していることが、ジーエフケー・カスタムリサーチ・ジャパンの調査で分かった。

 不満があるとした人に、その理由を複数挙げてもらったところ「見られる3D対応のテレビ番組の本数」(57.4%)と答えた人がトップ。次いで「見られる3D対応映画の本数」(53.7%)、「追加で購入できる3Dメガネの価格」(52.0%)と続いた。

 また3Dテレビの不満のうち、最も不満度の強いものを聞いたところ「3D映像を好きな姿勢で見られない」(23.5%)と答えた人が最も多かった。「現在販売されている3Dテレビのほとんどは、正面から見ることを推奨している。正面からでないと見づらい不自由さは、気になる人には極めて気になるようだ」(ジーエフケー・カスタムリサーチ・ジャパン)

(出典:ジーエフケー・カスタムリサーチ・ジャパン)

 3Dテレビの見方は「メーカーの推奨通りの距離で、正面から見ている」(84.9%)が多いが、その一方で「寝転ぶなど、好きな姿勢で見たい」(70.1%)というニーズも高い。

3Dテレビへの関心も購入意向も低い

 3Dテレビを所有していない人は、3Dテレビについてどのような意識を持っているのだろうか。3Dテレビの関心度を聞いたところ「関心がない(あまりを含む)」と答えたのは64.9%。購入意向を聞いても「購入したくない(どちらかと言えばを含む)」は70.3%に達した。

 3Dテレビへの関心も購入意向も低い人が多かったが、どのような点が改善されたら購入したいと思っているのだろうか。「本体の価格が手頃」(87.5%)と答えた人が最も多く、以下「目への負担が少ない」(83.5%)、「3D映像がぼやけない」(82.1%)、「3Dメガネが軽い」(80.4%)と続いた。

(出典:ジーエフケー・カスタムリサーチ・ジャパン)

 インターネットによる調査で、20〜40代の男女594人が回答した。調査期間は4月28日から5月5日まで。

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