Facebook女子とmixi女子の違いとは――データから見るペルソナ図鑑消費者理解コトハジメ(2/3 ページ)

» 2012年02月29日 08時00分 公開
[大久保惠司,Business Media 誠]
誠ブログ

消費行動の差異は

 消費行動の違いに注目すると、Facebook女子の方がミネラルウオーターの消費が多いようです。特に「ボルヴィック」「クリスタルガイザー」「エビアン」「コントレックス」「ペリエ」などがmixi女子と比較して1.5〜1.8倍選ばれています。

 飲酒の状況を見てみると、飲まない人の割合はさほど変わりませんが、Facebook女子の方が頻度が高いようです。週1回以上家で飲む人の割合はFacebook女子が44.0%、mixi女子は35.4%。月1回以上外で飲む人の割合はFacebook女子が47.7%、mixi女子が35.1%と、Facebook女子の方がお酒をよく飲んでいる様子が伝わってきます。

 Facebook女子はビール好きの人が多いようです。「スーパードライ」「一番搾り」「ヱビスビール」などを中心に、ビール全体の選択率でmixi女子を大きく上回っています。また、日本酒、焼酎も全体の選択率が比較的高く、男性と変わらないお酒の飲み方をしている人が多そうです。

 一方、mixi女子はチューハイ・カクテル好きです。「ほろよい」「カクテルパートナー」「カクテルカロリ」といった甘いフルーティーなお酒を好んでおり、最近増加してきたと言われている「お一人様家飲み」層の中心にいる人たちと言えます。

 面白いところではmixi女子は無印良品がお気に入りで、雑貨、文具、化粧品と多岐にわたってFacebook女子と比較して支持率が高くなっています。また、好きなキャラクターの中で、「リラックマ」と「コリラックマ」の支持が高くなっています。Facebook女子と比較して1.4〜1.5倍多くなっており、ゆるキャラ好きの一面を見せています。

mixi女子とFacebook女子の比較イラスト