個人が使うだけでなく、ビジネスでの活用も進んでいるソーシャルメディア。その実態はどのようになっているのだろうか。
NTTレゾナントとループス・コミュニケーションズの調査によると、企業のソーシャルメディア公式アカウント運用担当者に「自社で公式アカウントを所有しているソーシャルメディア」と尋ねたところ、「YouTube」(54.4%)と「Facebook」(52.2%)が上位。以下、「ブログ」が48.5%、「Twitter」が40.9%、「mixi」が24.6%で続いた。
1年前に行った調査と比べると、「Facebook」が前年比25.9ポイント増と倍増。一方、「YouTube」は同0.2ポイント減、「ブログ」は同5.1ポイント減、「Twitter」は同2.0ポイント減と、微減傾向にあった。
ソーシャルメディアの活用目的では「広報活動」「企業全体のブランディング」「キャンペーン利用」が上位。前回調査と比べると、「広報活動」の割合が減り、代わりに「企業全体のブランディング」の割合が増える傾向にあった。
一方、活用上での課題では「営業上の効果が見えない」「人材が不足している」「何を基準に効果測定すればいいか」「教育・トレーニングが不足している」が上位に挙がった。NTTレゾナントとループス・コミュニケーションズでは「ソーシャルメディアを積極活用する企業がいる一方で、効果を出すための振り返りが十分にできていない企業もいる」とコメントしている。
「今後積極活用したいソーシャルメディア」を聞くと、「Facebook」が48.8%と断トツ。前回調査より14.1ポイント増加し、前年トップだった「Twitter」(前回53.4%→今回30.8%)を上回った。企業別にみると、「Facebook」と答えた従業員10人未満の企業は40.6%だったが、従業員1000人以上の企業では65.5%と、大企業になるほど積極的になっている様子がうかがえる。
インターネットによる調査で、対象は企業のソーシャルメディア公式アカウント運用担当者406人。調査期間は6月8日から25日。
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