今夏、ペットボトルのミネラルウオーター(2リットル入り)をどのくらい購入する予定ですか? 小学生の子どもがいる母親に聞いたところ、平均は4.97本で、昨年の消費実績(同5.11本)よりも0.14本少なくなっていることが、キリンMCダノンウォーターズの調査で分かった。
購入量が多いのは関東(7.93本)と東北(6.70本)だが、関東では昨年の消費量に比べ0.93本少ない結果に。また、関東在住者で「今年は水の購入予定数が減りそう」(12.0%)と答えている人は多く、その背景としてキリンMCダノンウォーターズは「(関東在住者は)買い占め騒動の影響で、昨年、一時的に水の備蓄量を増やした家庭が多かったからではないか」と推測している。。
逆に購入本数が増加しているのは北海道、東北、近畿の3エリア。特に北海道では節電意識の高まりを受けてか、昨年の消費量は3.52本だったのに対し、購入予定数は5.21本に上昇した。
消費する前に期限切れした備蓄品は何だろうか。この質問に対し、「水」(118人)と答えた人がトップ。次いで「カップラーメン」(107人)、「レトルト食品」(99人)、「缶詰」(90人)、「調味料」(86人)、「お菓子」(85人)、「パン」(40人)と続いた。
「水」と答えた人に、期限切れした水の額は年間でいくらくらいかを聞いたところ、平均で1182.2円。これを全国の小学生以下の子どもがいる世帯数(総務省による「2011年12歳未満の子のいる世帯数」)で換算すると、年間14億円もの水が期限切れになっていることに。また子どもがいる世帯すべてが同程度の期限切れを経験したとすると、その総額は年間91億円にも上る。
この結果について、キリンMCダノンウォーターズは「非常時になくてはならないのが『水』だと認知されている反面、ストックをしたまま期限切れにすることのないよう工夫が必要かもしれない」としている。
インターネットによる調査で、小学生の子どもを持つ母親800人が回答した。調査期間は7月21日から22日まで。
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