人生で一番大きな買い物になるとも言われる住宅。どのくらいの金額をかけるものなのだろうか。
アットホームの調査によると、首都圏で2012年に住宅を購入した男女に「購入した住宅の価格」を尋ねたところ、「3000万円台」(27.2%)、「4000万円台」(22.5%)、「2000万円台」(19.9%)が多く、平均は3893万円。住宅タイプ別に見ると、マンションが平均4069万円と、一戸建ての平均3688万円を上回った。
住宅購入にあたり、親から援助金をもらった人は40.3%。一戸建て(45.5%)の方がマンション(35.1%)より、もらった割合は高かった。
もらった金額では「1000万円台」(21.5%)、「500万円以上700万円未満」(20.2%)、「100万円以上300万円未満」(19.8%)が多く、平均は682万円。住宅タイプ別に見ると、「新築マンション」が平均801万円と最も多く、「新築一戸建て」(同791円)、「新築一戸建て(建売住宅)」(同558万円)、「中古マンション」(同543万円)、「中古一戸建て」(同465万円)と続いた。
一戸建てかマンションかを決めたポイントはどこだったのだろうか。それぞれを選択した理由を聞くと、一戸建て購入者では「駐車場が無料」(51.8%)、「住宅街の静かな環境」(48.5%)、「管理費や積立金を払いたくない」(45.2%)、「日当たり・風通しが良い(窓が多い)」(43.2%)が上位。
一方、マンション購入者では「駅の近くなど交通アクセスの良さ」が64.5%と断トツ。最寄り駅までの所要時間を見ると、マンションは徒歩10分以内が88.0%と、一戸建ての35.9%を大きく上回っていた。2位以下は「セキュリティ」が48.8%、「管理が楽」が40.8%、「いい物件があった」が31.4%だった。
全員に重視した設備を聞くと、「システムキッチン」が32.5%でトップ。以下、「追いだき機能付きバス」が30.5%、「カウンターキッチン」が29.0%、「モニター付きインターホン」「ウォークインクローゼット」がそれぞれ27.0%、「浴室乾燥機」が26.3%で続いた。一方、「設備(仕様)にはこだわっていない」という人も23.3%いた。
住宅タイプ別では、一戸建て購入者では「システムキッチン」「カウンターキッチン」「大型収納」の割合が高く、マンション購入者では「床暖房」の割合が高かった。
インターネットによる調査で、対象は1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で2012年に住宅を購入した20〜40代男女600人。調査期間は9月14日から18日。
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