「エリート志向」「辛グルメ」「宇宙開発」――2014年のブーム10大予測感性マーケによるトレンド予測(2/3 ページ)

» 2013年10月28日 13時50分 公開
[703mix,Business Media 誠]
誠ブログ

4.タレントの顔

 目の離れたふわっとした雰囲気のアイドルよりも、顔のパーツが中心に集まっていたり、目が切れ長のアイドルに魅力が集まります。剛力彩芽さん、去年よりも魅力的に見えませんか? 同じアイドルでも認知度というよりも“時代の気分”がその人気を左右するのです。前のタイミングだと目の離れたタレント……例えば元モーニング娘。の後藤真希さんとか、が多くの人から支持された顔でした。

5.“ふわふわキュート”より“大人”

 2012年の女性誌は、ひたすら“ふわふわ”なテイストでした。メイクアップはアイラインで目をまるーく囲み、さらに付けまつげ。そして、リップはグロスをこれでもか! とのせてグラマラス。ネイルにはマニキュアだけでなく、ストーンも。しかし、今後は山口小夜子さんのようなシャープな女性像が受け入れられていくでしょう。

6.ファッション界は原点回帰

 今から56年前、ファッション界ではクリスチャン・ディオールやシャネルが流行っていました。これらのファッションの共通点は“エレガンス”。そして、今から見ると“クラシカル”。2012年の秋冬から街のショーウィンドウでは、これらクラシカルな装いを多く見るようになりました。ファッションコレクションというものができたころのファッションが、今また流行っているようです。

7.“自分探し”より“社会貢献”

 ひたすら“自分”にフォーカスの向いていた14年間でした。「愛されモテ○○」のように、自分がいかに注目を集めるか、周りの人に支持されたいか、承認欲求の塊のような時代であったと思います。「自分探し」という言葉も多く使われました。この時期はとにかく自分にフォーカスが向くのです。しかし、これからは、周りに支持されようがされまいが、自分の信じる道を突き進む人にフォーカスが当たります。最初は誰の目にも触れなくても、コツコツ努力することで、その姿勢が支持される時代がきます。