先日、親戚の家を訪れた際に「退職して年末調整をしていないから確定申告をしなければならないけど、やり方も書き方も分からない」と相談を受けた。
国税庁の「確定申告書作成コーナー」にアクセスし、源泉徴収票を見せてもらって10分ほどで入力を終え、PDFを印刷してみせた。還付された金額は1万円ほど。「昨年納めた所得税で1万円、今年払う住民税が2万円らい減るから3万円の節税」と話すと「すげ〜。税金の知識があると得するんだ」と言っていた。
サラリーマンの確定申告は源泉徴収票があるので、個人事業主の確定申告を比べれば作業自体は難しくないが、体験したことがない人にはハードルが高く感じられるだろう。今回は医療費控除と途中退職の例を紹介し、確定申告で払いすぎた税金を取り戻す方法を説明したい。
最初の例は医療費控除だ。年間の医療費を35万円支払い、10万円を超えた分の25万円の控除を申告し、税金の還付を受けてみよう。
手元に源泉徴収票を用意し、国税庁のWebサイトにある確定申告書作成コーナー(参照リンク)にアクセスしよう。ここからは画面とキャプションで説明していきたい。
初めての確定申告で、やり方も書き方も分からないという人でも迷わないように、すべてのページの画面をキャプチャーしてあるので記事全体のページ数は多いが、数分もかからず読み終わるだろう。サラリーマンが源泉徴収票を見ながら行う確定申告がそれほど難しくないことを体感してほしい。
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