クルマの運転時、なければならないものは何か。ドライブという行動にどんな楽しみを感じているか。5年以内以内に新車を買ったドライバーに聞いたところ、「カーオーディオ」と「音楽を聴く」だったことが、オーディオ機器メーカー、ボーズ・オートモーティブの調査で分かった。
クルマの購入で重視する「価格」「スタイリング」「燃費性能」「走行性能」などの項目に対し、購入後は、検討段階ではあまり考慮していなかった「カーオーディオ」「カーナビ」が実は重宝する──購入後に重宝するポイントの割合から購入前の重視ポイントの割合を引いた、“重宝度”が大きく違う結果となった。特にカーオーディオは、購入前の重視度32.7%に対し、購入後の重宝度が47.8%と大きく高まったほか、中高年層(40〜50代)より若年層(20〜30代)の重宝度が高かった。
続いて「ドライブの楽しさはどこにあるか」の問いでは、「目的地に向かう車中」が52.7%、「目的地に向かう途中での飲食や休憩」が46.3%に。対して「目的地の過ごし方」は42.3%となり、行き先そのものより、運転中のその課程に楽しみを見いだすドライバーが多かった。ほか「自分たちだけの空間をつくれる」(23.7%)なども続き、ドライブ中の車内ムードづくりには「ドライブ中の会話」(55.2%)、「音楽をかける」(47.3%)、「シートの座り心地」(38.3%)が必要と答えた。これらはドライブをよりよいものにするために欠かせない要素のようで、特に無音・無言状態では「間が持たない」と59.6%のドライバーが思っている。
実際、「運転中は音楽をかける」人は91.5%に上り、「どんな時に音楽を聴くか」の問いも「クルマに乗るとき」が58.7%で最も多かった。これは、通勤・通学時(39.5%)や、家でのんびりしているとき(33.0%)などを大きく上回る結果。ドライブと音楽は切り離せない関係にあることが改めて分かった。
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