1974年生まれ、学習院大学文学部卒業。在学中から、テレビ情報番組の制作に携わり、『フライデー』の取材記者として3年間活動。その後、朝日新聞、漫画誌編集長、実話紙編集長などを経て、現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌でルポを発表するかたわらで、報道対策アドバイザーとしても活動している。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に『死体の経済学』(小学館101新書)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)がある。
米国のネットユーザーの間で、「不正するな」という意味で“Don't Korea(韓国するな)”なんて造語がつくられたらしい。きっかけは、10月4日に閉幕した「仁川(インチョン)アジア大会」。そのなかで開催国・韓国を露骨にえこひいきしたような後味の悪い判定や不正疑惑がバンバン飛び出したことだった。
例えば、バドミントン。ご存じのようにこの競技はシャトルという“羽”を打ちあうので、風の影響を受けてしまう。ゆえに屋外ではなく室内で行なわれるのだが、この大会ではどういうわけか韓国と対戦すると、なぜか室内の空調が突然に切り替って、対戦相手に“向かい風”が吹いてきたというのだ。実際に、韓国に敗れた日本代表も抗議をしている。
ただ、抗議くらいじゃ済まないという国もある。インドのボクシング選手は「八百長にもほどがある」とメダルを拒否した。サッカー準決勝で“疑惑の判定”によって敗れたタイでは、かの国らしい軽快な音楽と小馬鹿にしたようなダンスをつかって韓国を揶揄(やゆ)する「嫌韓動画」がつくられ、ネットユーザーの人気を集めている。
もちろん、韓国も黙っていない。ネット工作を得意とする韓国ネットユーザーが、「このトムヤムクンども!」などと応戦。あげくの果てに、タイ国王を侮辱するような画像をつくるなど、タイ人に最もやってはいけないタブーに踏み込むなど、バチバチのにらみ合いが続いているのだ。
そんな両国の関係にも深い影を落としそうな「嫌韓動画」だが、よくできているというか、行っていることはかなり的を射ている。例えば、こんな歌詞がある。
インチキ、ひたすらインチキ、ひたすらインチキ、ただひたすらインチキ。すべてのチームをだまくらかす。ボクシング、サッカー、バトミントンでは風が吹く。人呼んで、詐欺師韓国
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