ホテルの予約サイトを運営するホテルズドットコム ジャパンは11月7日、海外及び国内旅行で支払われた宿泊料金(2014年1月〜6月)を調査し、その結果を公表した。世界32カ国の中で、日本人が海外旅行で支払う平均宿泊料金は1万7772円で、アジアの中でトップ(世界5位)であることが分かった。
世界のトップ3をみると、1位のスイスは1万8756円、2位のノルウェーが1万8375円、3位のアルゼンチンが1万8374円。アジアの2位は中国の1万7337円(世界9位)、3位のインドは1万6319円(世界15位)という結果に。
各国の旅行者が自国内での旅行で支払う宿泊料金を算出したところ、1位はスイスの2万1632円、2位はノルウェーの1万8776円となり、海外旅行、国内旅行ともに高額な宿泊料金を支払うことが分かった。ちなみに、日本は1万1551円と32カ国中24位だった。
日本人の多くは「国内旅行よりも海外旅行の宿泊料金が高額になる」と思っているかもしれないが、今回の調査では32カ国中5カ国(スイス・ノルウェー・シンガポール・デンマーク・香港)が海外旅行よりも国内旅行の宿泊料金にお金をかけていることが分かった。特にシンガポールでは国内旅行に支払う金額が高く、同国の海外旅行に支払う金額との差は3217円となり、調査各国の中で唯一3000円を超えた。
この結果について、同社・マーケティングマネージャーの生駒千絵氏は「日本人は海外旅行に対し、高い期待感を抱いているので、国内旅行に比べ費用をかけることは、ある意味当然のことなのかもしれない。一方、シンガポールではステイケーション(Stay+Vacation の造語)が一般化され、自国での宿泊による“リラックス感”や“贅沢感”に意義を求め、多くの費用を費やしている」とコメントした。
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