英語学習を継続し、英語力の衰えを防ぐには(1/2 ページ)

» 2015年01月26日 03時30分 公開
[渡辺まりか,Business Media 誠]

 ビジネスパーソンを対象に、何を勉強しているか、勉強したいかとたずねると必ず上位に来るのが「英語」。英語の学習を継続し、英語力を維持するためにはどんな方法が有効なのだろうか。

 国際ビジネスコミュニケーション協会は1月22日、「若手ビジネスパーソンのTOEICテスト受験に関する意識・実態調査」を実施し、その結果を公表した。

 調査の対象は400人の東京、神奈川、千葉、埼玉の25歳から39歳のビジネスパーソン。調査期間は2014年12月5日から11日、調査方法はインターネットによる。

英語学習継続者は業務上優位に

 現在勤めている会社で英語を業務に使用するかどうかを質問したところ、400人中66人(16.5%)が「使用する」と回答。

 「現在勤めている会社で英語を業務に使用するか」

 そのうち、英語を使用したどのような業務に携わっているかを複数回答でたずねた調査では、英語学習を続けている人とそうでない人の間に差が生じた。

 例えば、英語を使用した「文書・書類作成」には、英語の継続学習者は7割近い65.9%が携わっているのに対して、継続していない人では3割程度の28%で37.9%の差が。さらに「海外出張」には学習している人は39%が赴いているのに対し、学習していない人ではわずか8%、「会議」には学習者が36.6%が参加しているのに対して、非学習者ではわずか4%となり、業務で英語を使っている場合、英語の継続学習者に社内で活躍の場が開かれていることが分かった。

 「英語を使用してできる業務は何か」

 このように、学生時代だけでなく、社会人になってからも続けていれば有利な英語だが、どれほどの人が続けて学んでいるだろうか。

 社会人になってからも英語学習を続けていれば良かったと思うことがあるかどうかの質問では、「そう思う」「ややそう思う」の合計が半数以上の56.3%に上ったが、実際に継続している人は全体の2割以下の19.5%にとどまり、思っていてもできていない現状が明らかになった。

 「社会人になって英語学習を継続しておけばよかったと思うことはあるか」
 「社会人になってから英語学習を続けているか」
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