SBIイー・トレード証券は7月2日、インターネットで申し込みができる投資型年金保険「ダイレクト年金e-VA」を7月3日から取り扱うと発表した。SBIイー・トレード証券はウインタートウル・スイス生命保険と代理店契約を結び、投資型年金をインターネットで扱うこととなった。
投資型年金をインターネットで扱う例は少なく、証券業界では初めてとなる。投資型年金の国内市場は、2006年に資産残高が10兆円を突破した。「今後も市場の拡大を見込んでいる。インターネットを利用すれば最短4日間で契約ができるため、買いやすくなるのでないか」(SBIイー・トレード証券)としている。
ダイレクト年金e-VAは8ファンドを用意し、新興国の株式を対象としたファンドもある。年金保険は安定した運用商品が多い中、新興国などの株式を対象としたアクティブ運用は珍しい。「20代〜40代の顧客が中心なため、アクティブな運用ニーズがある」(同)と見ている。
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