調査リポート
満足度で「シンガポール航空」を上回った航空会社は?
リクルートの調査によると、食事は「ヴァージンアトランティック航空」、接客は「日本航空」が1位だった。総合満足度で1位となったのは――。
利用した航空会社についてのアンケートでは、総合的な満足度で「ANA」がトップ、次いで「シンガポール航空」、「日本航空」であることが、リクルートの調査で分かった。各部門別に満足度を問う項目では、ANAは1位を逃しているものの、総合的な満足度が高かったようだ。
リクルートは9月19日、同社が運営する海外旅行情報サイト「エイビーロード」が行った「エアライン満足度調査2007」の結果を発表した。調査は2006年に海外へ渡航した人を対象に、2996人が回答。インターネットによる調査で、期間は4月20日から4月23日まで。
客室乗務員の接客態度は「日本航空」が1位
客室乗務員の接客態度では、1位が「日本航空」4.17ポイント、次いで「シンガポール航空」4.15ポイント、「アシアナ航空」3.95ポイントと、日系やアジア系の航空会社が上位に並んだ。また、航空機の機材や、座席の幅などの設備に対する満足度は、1位が4.05ポイントのエミレーツ航空、機内食に対する満足度は、ベジタリアンや松花堂弁当など、4種類のレパートリーから食事が選べるヴァージンアトランティック航空が、4.03ポイントで1位を獲得した。
映画、音楽、機内誌など、機内エンターテインメントに関しては、2005年度および2006年度と2年連続で世界最優秀機内エンターテイメント賞を受賞しているエミレーツ航空が4.37ポイントで1位。2位はヴァージンアトランティック航空となった。
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